【見た目・他人に与えがちな印象】ASCではなく第12ハウスで占う

前記事にて古典解釈ではアセンダントではなく第12ハウスが「見た目・他者へ与えている印象」などを表していると書きました。


他に、第12ハウスには「陰口・陰謀・スキャンダル・幽閉・隠れた敵」なども表します。この解釈は現代占星術でも同じ。


要するに自分自身である第1ハウスの背中側に当たる第12ハウスは、自分から見えにくいものを表すということです。

他者からの自分のイメージ、噂話や陰口、自分の背後で起きている陰謀、知らずに作られているスキャンダル……等々。


このようにあまり良くないイメージの第12ハウスですが、逆に言えばその“自分では見えない背後”を知ることで危険を回避しやすくなるとも言えます。

面接試験の前には自分が他の人へ与えがちなイメージを知れば強みになりますし、営業職の人も仕事におけるイメージ戦略で役立つと思います。


それでは具体的な例で占い方を見ていきましょう。



著名人の例 

見た目・他者に自分が与えているイメージを知りたい場合には、第12ハウスのカスプ(境界線。ハウス始まりの点)ではなく、ハウスを占める星座で観ます。


たとえば、現アメリカ大統領トランプ氏。


〔トランプ米国大統領 出生ホロスコープ〕

ASCは獅子座の最も後半にあります。

トランプ氏は性格も獅子座らしく華やかでプライド高く傲慢。〔追記〕そのわり子供のように無邪気で親しみがあるため、対面して話した人は皆魅了されファンになると言われています。

さらに第12ハウスのほとんどを獅子座が占めますので、見た目のイメージもまさに獅子そのものですね?

(C)Official White House Photo by Shealah Craighead


いっぽう、分かりやすいのでプライベートブログのほうでもよく引き合いに出すオバマ氏の出生ホロスコープはこちら。


〔オバマ元米国大統領 出生ホロスコープ〕

ASCは水瓶座の中盤。微妙ですが、山羊座が与えている影響は強いようです。

見た目……若干、山羊っぽくありませんか? (冗談です)

外見上、正統派で上品なイメージを受けるのは山羊座の表れと言えます。

しかし彼の実際の個性は「権威主義」で「厳格」な山羊座の個性とはかけ離れています。彼が貫いたヒューマニズムは、やはりASC水瓶座の人らしいと言えるでしょう。

(C)Official White House Photo by Pete Souza


もう一つの例。

中学生の頃、「アセンダント・サインが自分の見た目そのものを表していた!」という衝撃体験から占星術にとり憑かれたという鏡リュウジ氏のホロスコープ。

彼は確かに丸い顔つきが蟹座らしいのですが……、


〔鏡リュウジ氏 出生ホロスコープ〕

アセンダントは蟹座の最後半。12ハウスのほとんどを蟹座が占めます。なるほど、このホロスコープなら「人の見た目はASCに表れる!」と勘違いしても当然だろうと思います。

お顔つきも本人個性も、当然ながら蟹座らしい方でしょう。太陽も魚座ですから同じ水星座の蟹座とは対立がなく、ご自身の中ではほとんど太陽性質と区別がつかないはずです。


【サンプル追加】筆者について(別館)



各星座ごと他人に与える印象

最後に、簡単ですが各星座ごとの他者に与える印象を書いておきます。


これは初対面~数回会っただけの人、ネットの観衆、取引先の人々などプライベートを全く知らない他人から、ステレオタイプなレッテルとして貼られやすいイメージです。


アセンダントが星座前半~半ばにある人はきっと本来の自分とのギャップを感じるでしょうが、自覚することで強みに変えられる場合があります。面接試験や営業など大事なシーンでお役立てください。


【第12ハウスを3分の1以上占める星座】

・牡羊座

快活で若々しい印象があります。筋肉質でスタイルが良いため、運動部出身?と訊かれることが多いかもしれません。密かに「威圧的」「ゴーマン」と陰口をたたかれていることがあり、少し部下に指導しただけでパワハラと誤解されがちなことは注意。


・牡牛座

丸みを帯びた体格。おっとりしていて優し気、何を言っても怒らない懐深い人と思われているはず。このため甘く見られて無遠慮な態度を取られがち。話し方がスローなためあまり賢くない人と見られるかもしれませんが、本領を発揮したときには印象がアップします。


・双子座

スマートな見た目で清潔感ありますが親しみには欠けます。勉強・仕事はできるけどドライで冷たい人と思われていそう。何も悪いことなど考えていないのに「何か企んでいる」と勝手に決めつけられ、不利となる場合があります。意識して本音を出すように心がけてください。


・蟹座

丸顔で可愛らしく親しみやすいイメージ、何でも受け入れてくれそうな優しい雰囲気を持ちます。このため年下に甘えられ利用されることが多いでしょう。そんな外見を自覚して逆に活用したり、いざというとき自己主張して締めれば評価が上がります。


・獅子座

華やかな顔立ちで目立つため、ブランド好きの派手好きと見られがち。我がままと陰口をたたかれていることも多いでしょうが、実はプライベートは地味で真面目だったりします(特にASC乙女座の場合)。真面目なところを見せればギャップで印象が上がるはず。


・乙女座

お堅く律儀で真面目な印象。体つきも痩せていて表情が乏しいため、修道士のようなイメージを持たれ敬遠されがちです。堅い仕事なら有利となりますが、人が寄り付かず恋人もできにくいのでフレンドリーさを出す必要があります。


・天秤座

清潔でお洒落、スマートな印象。柔らかな雰囲気を持つので誰とでもうまくいくし、初対面から好かれることが多いでしょう。ただし八方美人との噂を囁かれることもあります。ビジネスでは有利な外見ですが、深い付き合いを望む相手には本当の個性を出すべきです。


・蠍座

暗い目つきですが人を魅了する容貌を持ち、異性・同性ともに惹きつけるでしょう。ちやほやされ一時期は得をしても、自分の魅力に無自覚だとストーカーに追われたり嫉妬を受けることが多くなってくるでしょう。自惚れるのではなく人に好かれることの自覚が必要です。


・射手座

スポーティで快活、爽やかな印象があります。いくつになっても若いイメージを他人へ与えるでしょう。年下からは好かれますが、会社などで重要なポジションにつくと見た目の軽さが不利となることもあります。その場合、少し規律正しさを見せていきましょう。


・山羊座

クラシカルな正統派のイメージ。私欲がなく真面目、清廉潔白な優等生タイプに見られるため、政治家や重職には向く外見です。ただし厳格過ぎると思われてパワハラ上司などと誤解を受ける場合があります。身近な部下の前では鎧を脱ぐことが必要です。


・水瓶座

理知的な顔つきで、体格も良いために自信家のように見られます。一見変わり者でマイペースふう、天才だが頑固者と見られているでしょう。天才“風”に見られて得をすることはほぼありません。周囲から浮いてしまうようなら、繊細な本来の個性を出していくべきです。


・魚座

繊細でデリケートな外見を持つでしょう。軟弱な顔つきにより不健康に見られることもあります。芸術家ならちょうど良いのですが、情緒不安定なイメージを持たれ硬派な仕事ではあまり信頼されないことも。信頼を得たければ頼もしさを見せましょう。



お読みいただきありがとうございます。この記事を気に入っていただけたらクリックお願いします。⇒ランキング

吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。