宿曜前世占い
宿曜前世占い
東洋の星占い、『宿曜占星術』であなたの前世の生き方~今世の性格を占います。
解説は後ほど(このページ下)。まずはご自分の「宿」を探してみてください。
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解説 宿曜占星術とは
基本的なお話です。
起源はインドの占星術
古代バビロニアで生まれた占星術が西に渡りギリシャで発展したのが、星の配置図を用いた占星術です。一般に「西洋占星術」や「西洋星占い」と呼ばれているものです。
いっぽう、同じバビロニア起源の占星術がギリシャ・ヘレニズムを経て、インドに渡り独自の解釈を施されたのが『宿曜占星術』。
現在の宿曜占星術は仏教とともに中国に渡り翻訳されたもので、日本では空海が「仏教の経典」として国に持ち帰り伝承したものだそうです。その後、吉凶の判断や相性においては中国か日本でのアレンジが入っていると推測されます。
起源は同じでありながら何故か宿曜占星術は潔く【月】だけを見ます。
この点、西洋のホロスコープ占星術ともインド占星術とも異なります。
しかも独特の暦を用いているため、誕生日のみからシンプルに占うことが出来ます。
ちなみに宿曜での星座計算は西洋占星術と異なりますので、宿曜で言うところの【宮】は西洋占星術の月星座が入る黄道12宮とは一致しません。・・・詳しくは暦の解説にて
宿は前世を映す鏡
古来、月の星座は過去世を表すと言われてきました。
西洋占星術においても月星座に前世~幼少期が反映されていると見るのが一般的です(転生を否定する宗教が介入しない場合)。
しかし西洋占星術では12分類。確かに12分の1で前世を見るのも間違いではないけれど、“当たらずも遠からず”といった漠然とした診断内容になってしまいます。
だとしたら、もともとが月に基づく象徴で、さらに詳しい27分類の宿曜で占ったならもっと正確に前世が分かるのではないでしょうか。
こう考えるようになったのは、実は自分というサンプルが先にあったからです。
『宿曜占星術』で初めて自分を占った時は、衝撃を受けました。まるで前世が記録されているかのように感じられたのです。
宿曜に自分の前世が映し出されていた。だとすると他の方にも同じことが言えるのではないかと考えまして、前世を知る手がかりとしてこの占いをご提案することに致しました。
※一般的な宿曜占星術での前世占いについて
宿曜占星術では仏教に根差した思想から「業を前世」、「胎を来世」、「命を今世」とする教えがあるそうです。私はこれをインド的な意味での“輪廻思想”の象徴と見ます(輪廻思想:必ずしも個人の魂の転生を意味するものではありません)。
当サイトでは転生を古代ギリシャ的な意味での「生まれ変わり」、すなわちより現実的な個人の魂の転生と定義し、古典占星術に則り【月の象徴を前世】=【宿そのものを前世】と見ることにしました。これはもちろん私自身の経験からも「業が前世」などではなかったし、だいいち今世と継続しているはずの前世が今とかけ離れた個性だったということはあり得ないはずだからです。
個人の来世は一律の計算で決定されるものではなく、自分自身の生き方によって定まっていくものと考えます。
生まれる時は自ら選んだ
人は“自分にふさわしい時を選んで生まれてくる”といいます。
占星術が何かしら人の性格に関わっているように見えるのは、誰しも自らふさわしい時を待って生まれるからです。
今あなたがその「宿」を持っているのは、前世でのあなたの生き方がその「宿」に合致したから。
つまり「宿」は前世の評価書と言っても過言ではないのです。
前世など知らなくても今世だけ見つめていれば充分に幸せに生きていけます。
だけど今の人生につまずいてしまい、どうしても先に進めないなら、心を開いて過去を受け入れてみてください。
前世は決して甘い夢物語ではありません。
痛い過去も受け入れた時、きっと輝かしい未来が見えてくるはずです。
サンプル
このサイトでは一般の宿曜占星術と違い、生まれた時の「宿=月の位置」そのものを前世として読むことにしています。
理由は、古典的な西洋占星術で「月の感受点が前世を表す」、とされていたことが一点。
もう一点は、現に今の私自身の宿が前世そのものを表しているからです。
宿曜占星術では「業」を前世として見ると決まっていますので、「宿に前世が表れる」という説には疑いを持つ方も多いと思うのですが、以下資料を客観的に比較してみてください。
【記憶】
こちらは私が宿曜占星術を全く知らない頃、退行催眠で見た“一つ前の人生”のイメージです。※もちろんサビアンシンボルも知らない頃です。サビアンや宿が先で話を創作したのではなく、イメージが先。
・戦乱(内戦)の時代に出生。死ぬまで戦乱の時代
・人生の半ばで見いだされ突然出世
・君主の側近、補佐役、戦争作戦家
・晩年は仕事を抱えすぎて許容量超え
【宿曜結果】
宿曜占星術で占ったところ、私は「壁宿」でした。壁宿の特徴は以下の通り。
・代表的な参謀星
・補佐役、女房役に適する
・君主に可愛がられ出世する
・絶望的にコミュニケーション下手
・隠遁癖あり、自分の殻に引き篭もりがち
・情にもろい、おだてに弱く利用されやすい
・自己犠牲に徹する
・一人で責任を抱え込みがち
「占いは誰にでも当たるようなことを言って当たっているような気にさせているだけ」
とよく言われますが、さすがに「参謀」という具体的な職務の指摘は誰にでも当てはまるということはないでしょう。
他の項目もあまりにもピンポイントに私の“記憶”と合致しています。
なお西洋占星術で一般的な「前世占い」も月のサインを読みますが、12星座だと焦点がぼやけて正確に読めないようです。
私の場合を例に挙げます。
〔ある「前世占いサイト」の解釈〕
宇宙の真理を解き明かそうとした、天才科学者
あなたの前世は斬新な発想で世間を驚かせた学者でした。天才であり才能豊かでしたが、あまりに社交性がないために、なかなか就職ができませんでした。…(そして孤独のうちに世を去る。死後、論文が認められ大きな評価を得た)
12星座では確かにこのように解釈するのが正しいのですが、当たらずも遠からず、といった感じです。
「天才ふう(他人から見て)」「変わり者」「社交性がない」等々、イメージの表面を掠っている程度と言えるでしょうか。
西洋占星術の12星座と、宿とは原典が同じなため共通するイメージであるのは当然です。
これでも漠然とした個性を分析するには充分かもしれません。
ただし“現実の前世”を推測するという目的から言えば、少し不十分にも感じられます。
27分類の宿曜占星術のほうが具体性あり、的中の精度が高いようです。
ちなみに私の前世の痕跡は月だけではなく、出生時のホロスコープ全体に刻まれていました。
※筆者ホロスコープ全図はプライベートブログにあります。小説の内容に触れるため閲覧は小説読者様限定です。
たとえば宿だけでは「参謀」という職業しか読めないのですが、全体で見ると「戦争」「軍事」のキーワードが繰り返し現れています。ごまかしようがないほど、戦乱の時代に生きた軍部の人間であった痕跡がはっきりと読み取れます。
残念ながら時代や国までは読み取ることができないようですが、おぼろげにでも前世記憶を持つ方なら、出生ホロスコープで充分過ぎるほどその記憶が現実だったことを裏付けることができるでしょう。
何故なら: ホロスコープは人が生まれる前から完全に脳の外部の情報として存在しています(潜在記憶が関与する余地もありません)。このため、もし出生ホロスコープに前世記憶との共通項がある場合は、その記憶が妄想や潜在記憶である可能性がゼロとなります。また、浮遊していた他人の霊魂に憑依されていないことの証明にもなります。