吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。

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バイデン氏のネイタルホロスコープを読む(Read Joe Biden's natal chart)

  〔記事内では敬称略〕 先日は大統領選の直前で予測してみましたが、見事に占星術で描かれた通りとなって驚いています。直前だったから情勢分析できたという有利はありました。しかし占星術で読まずに情勢分析だけしていたら、私も多くの識者と同じように「バイデン(Joe Biden)はメディアに助けられて善戦するが、結局、隠れファンが圧倒で多いトランプ(Donald Trump)が勝利するだろう。アメリカの狂乱もあっけなく終わるのでは?」などと寝ぼけたことを述べていた可能性があります。 「そうはならない。バイデンは他国の謀略に支援され天下を取る。しかしトランプ抵抗、激戦はしばらく続く」と考えることができたのは、見た目のイメージや報道情報では分からないジョー・バイデンの本性と背景をホロスコープで読むことができたからでした。怖いですね占星術。何も隠せない。 さて、あれから10日が過ぎました。 今は世界中のメディアでジョー・バイデンがアメリカ合衆国の次期大統領になる、という確定的な報道が成されています。何故そのように急いで結果を民へ押し付けるのかは謎です。しかも中立な報道が一切消え、「我がバイデン様万歳!」の声ばかり連呼されているこの不気味さ。まるで世界中の民主メディアが独裁国家の報道機関に生まれ変わったかのよう。 メディアの思惑通り現実にバイデンが大統領になるかどうかはともかくとして、世界が彼をリーダーとして扱うなら私も禁忌※を解き、ネイタル・ホロスコープ・チャートを読んでみましょう。 ※私は現在生存している人のホロスコープを公開の場で許可なく分析することは失礼と思うので避けています。ただしアメリカ大統領など、世界へ影響を与える国家リーダーについては例外とし禁忌を解いて読むことがあります。★ネイタルチャート画像はお手数ですが、前記事またはこちらのページをご参照ください 献身的で善良なイメージが際立つが、それは表向きイメージです大人しそうに見えた彼の意外なホロスコープまず、12室の蠍座がとても目立つホロスコープです。前記事で「秘密の多い人」と書いたのはこの12室が強いからです。火・風・地の要素を全て持ちますが、蠍座の圧倒的強さゆえに水が際立って強くなっています。ASCサインの支配星である木星も蟹座にあるためさらに水が強まります。蠍座には太陽、金星、水星、火星が集合。太陽は6度差ながらほぼ上昇星。しかもその太陽は金星と1度差のコンジャンクション(合)という強力さ。大人しそうに見えながら、実は強運を持つ人だと言えるでしょう。太陽×金星合であるため人々の愛情を集めますし、その太陽も蠍座ですからカリスマ性を持ちます。生命力も強いので、並大抵の攻撃では潰されないでしょう。それは12室、背後の世界が強大だからでもあります。 見た目と本性とのギャップもともと12室サインは「見た目の印象」に作用しますが、ここまで12室の蠍座が強く上昇星の太陽まで抱えていれば、ほとんど蠍座が本性であるかのように振る舞うことができるはずです。そのため彼は穏やかで抑制的、善良なボランティア精神を持つ人――に、見えるのだと思います。献身的な言葉も口からスラスラ出てきます。しかし12室ですからそのイメージは決して本性ではない。メディアの話を鵜呑みにしないで実態を眺めるタイプの人々が、彼の言葉に偽善的な響きがあり、「胡散臭い」と感じているのは本性とのギャップが大きいせいかもしれません。本性はあくまでもASC、射手座。しかも前半なのでかなりのファイター、負けず嫌いです。前記事と重複しますが、英語ネイティブの人は彼が興奮すると「べらんめぇ口調の喧嘩腰」となることに気付いています。また報道によれば「バイデンは、話は長いが気は短い」という評判です。苛々すると仕事も放り出して立ち去ってしまうことがよくあったのだとか。(何故かメディアはこの話を称賛として持ち出しているのですが謎に思います。短気は損気。本来こういう人が政権に関わるなら、短気を抑制するブレーンが必要です)おそらく、表のイメージとは裏腹に私生活ではかなりヤンチャな人なのではないでしょうか?「絶対に負けたくない」という意識も強いため議論では決して引きません。このためトランプと“史上最悪”と呼ばれる悪口バトルを繰り広げたのでしょう。選挙でも今回は負けたくないと思えば、どのような手段を採っても構わない…と考えたかもしれません。本来、射手座は正道からはずれる手段を嫌うもの。でもこの人は12室のほうが強いために、本人が望もうと望むまいと裏の世界からのバックアップが発動されます。その世界のおかげで生かされているため、たとえ断っても支援で縛り付けられるでしょう。 戦争好きなところも気になります ところで彼の本性を表すASCがある射手座前半は戦争にまつわるシンボル。しかもゲーム的な戦争を象徴します。だから彼が政権にいる間は外でも内でも戦争の危険性は高まるだろうと推測されます。現にオバマ政権時には多くの戦争が遂行されました。ネイタル・ホロスコープで見て人道が強いはずのオバマ元大統領が、不必要な戦争を遂行し続けたことは疑問だったのですが、この副大統領にコントロールされていたのだとすれば納得です。補足 ASC・太陽サビアンシンボルASCと太陽のサビアンシンボルも読んでおきましょう。 ASC(魂の基礎性格):射手座4度『歩くことを学んでいる小さな子供』…戦争で言えば初陣のような戦闘を意味するシンボルです。理屈は抜きでチャレンジしていく。現実で戦いながら学ぼうとします。この一度前は『チェス』、後方で戦略を立てる作戦家。4度では対照的に現場戦闘を指揮する新人の将というタイプ。まだ経験不足なので色々と試しに指揮してみることが好き。自分をヒーローだと信じて邁進するところがあります。太陽(人生のテーマ):蠍座28度『自分の領土に近付く妖精たちの王』…人とは距離を置いて自分だけの王国を獲得する。馴染んだ世界との関係を絶ち独立独歩の道を歩むこと。 太陽と合の金星(太陽のテーマを強める):蠍座29度『酋長に自分の子供たちの命ごいをするインディアンの女性』…家族や共同体と決別する運命を持つ。あるいは強く結びつき、まとわりつかれる存在と縁を絶つ必要に迫られる。まとわりつく者と縁を絶てない場合、その関係は腐敗する。魂の経験は高い。大人しそうに見えて裏では大物アスペクト複合アスペクトが多く、強運の持ち主であることが読み取れます。まず特筆すべきは太陽(金星)×冥王星×海王星×天王星×月の5点が六芒星を半分に切ったような台形、クレイドル様を成すこと(正確ではありませんが)。他にも小三角あり、YODあり。等々穏やかな見た目からは分かりませんが、なかなかハードな魂の歴史を持つ大物のようです。惑星の偏り一目瞭然の特徴として彼のメジャー惑星はホロスコープの上半分に偏っています。下にある唯一の惑星である月は、太陽・金星、海王星に絡めとられて理想のために使役されることになります。おそらく、私的な世界よりも公的な世界を重視する人生なのでしょう。〔参考。上半分に惑星が偏るホロスコープ〕ポジティブな意味では、私生活より公を優先し社会に尽くす人生となる。ネガティブな意味だと、ボランティアにはまって家庭を犠牲にする人生や、自分の意志を失って公の操り人形・傀儡となる可能性も示唆するためブレーキが必要。※ネイタルでこの配置を持つ人の全てが必ずネガティブな人生を選ぶわけではありません人間関係は薄いが、秘密の権力との繋がりは絶対的7室には土星。ということは、伴侶や仲間と温かい関係を結ぶことは苦手であるようです。結婚生活は不器用でぎこちないものであったかもしれません。本心から他者と結ばれる機会は少なかっただろうと思います。その代わり8室に木星と冥王星があり、遠方から太陽を絶大にサポートしています。どうやら切っても切れない権力との深いつながりがあるようです。それは古い時代から受け継がれた権力。木星ですから金融とも因縁があります。スピリチュアル的なものにも関係するかもしれません。そしてその古い権力が12室の「秘密」や「裏側」に通じ、彼を背後から支援しつつ見張っているらしい……。何でしょう、彼は秘密の権力の相続者なのでしょうか? ここでもまた蠍座の象意が強まります。(8室は本来、蠍座の室。 そこに冥王星が入り、蠍座の太陽と繋がる)徹底して蠍座の影響が強いホロスコープだな、と思います。 おそらくここまで蠍座の強いホロスコープだと、他者と「心と心で付き合う」などの対等な人間関係を結ぶことは難しいでしょう。その代わり権力や性的関係で他者を絶対的に支配する力を持ちます。あるいは支配されているか。いずれにしても彼は「支配し・支配される」という形でしか他者との関係を理解できないのではないでしょうか?ただそれを不幸なことだとは感じたことはないだろうと思います。何故なら、心などという不安定なものを介さずに、権力や性的関係による支配で他者と一体化できるため有利と思っているからです。 場合によっては命を奪うことで一体化することもあり得る、それが蠍座が極まった状態。他者は得る“物”。または自分を“物”として捧げて一体化する。どちらかの選択しか無い。(蠍座の人が皆そうではないので注意。あくまでも“極まり過ぎた”場合です。それに太陽・蠍座は本質ではないので極端にシフトしやすい。ASC蠍座の人は基本的に情が深くて優しいのですが、他者を失いたくないという気持ちが強まる場合はあります) 1室~4室にメジャー惑星が無く、7室も弱い。このことから仲間や家族への興味関心、国家など共同体への帰属意識も薄い人だと読めます。1室~7室にメジャー惑星が無かったり土星があるからといって他者との人間関係が結べない、ということはないのですが、このホロスコープの場合は相対的に8室~12室が強いために私的領域に関心が無いという解釈になるわけです。 身近な共同体に関心が無い。自分が生きているアメリカという国家にさえ関心が薄いらしい。始めからグローバル主義のほうへ興味が向きやすい惑星配置です。 “グローバル”と言えば現代では外国と仲良くすることだと思われているため、単純に良いイメージを抱いている人も多いはず。しかし現実には「マルクス主義」など、既存の社会を破壊する目的の凶悪なグローバル主義のほうが多い。今まで“グローバル”という言葉を漠然と「善いもの」「正義」だと信じてきた人々は、これから激しい痛みをもって考えを改めさせられることになるでしょう。 前世、魂の歴史アスペクトだけでかなり激しい経験を積んだ魂だと分かります。善良だったか悪事を行ったかは別として、過去生でも重要ポジションにいた人でしょう。一つ前の前世を表す月、サビアンシンボルは牡牛座1度『清らかな山の小川』。何らか抵抗できない運命に放り込まれ翻弄されながら、能力を発揮した人生だったようです。宿曜占星術で出しますと胃宿となります。今の表向き上品なイメージとはかけ離れていますが、「反乱軍の頭領」「任侠(ギャング)の親分」といった前世。始めは正義のために立ち上がったヒーローのつもりだったのでしょう。でも実現できなかったために闇落ちし、大虐殺に走った可能性もあります。東洋で言えば数千万人規模の大虐殺を起こした、太平天国の首領のようなイメージが浮かびます。そのような闇落ちした?前世経験を今の太陽と海王星が使役しています。良くも悪くも激動の経験を使うつもりであるようです。※ノードは省略。別の機会にトランプと比べつつ読むかも今の時代での役割、彼が生きた結果として起こる影響MC社会的な役割を読むためにはMCを見ます。バイデンのMCは乙女座19度、サビアンシンボル20度『キャラバン車』。キャラバンとは砂漠など辺境を歩く隊商のことです。商売のために新しい土地を求めて、大勢の商売人同士で隊列を組み旅をするのです。ここでも「開拓者」「革命者」というイメージがつきまといます。カルミネートMCに近いカルミネートもホロスコープ全体に影響し、社会的な役割に大きな意味を与えます。このホロスコープのカルミネートは海王星。海王星カルミの人は「現実と夢の境界を超える」性質を持ちます。夢に囚われ目標が定まらない、などと解釈されることが多いのですが、実際の社会を眺めていると「理想を体現する(夢を現実に引き出す)」人にこのホロスコープ持ちが多いようです。たとえばオバマ元大統領は強い海王星カルミ。黒人大統領という理想を体現しました。バイデンはオバマほど強い海王星カルミではありませんが、誰か(集団)の理想を背負っていることは確かのようです。理想にも良し悪しがあります。ホロスコープでは善悪は判定できません。せめてシンボルを読んでみましょう。海王星は天秤座2度。『六番目の時代の光が七番目のものに変質する』、計画が実行に移されるシンボルです。神秘的な詩文ですから良いイメージに捉えることも可能ですが、「社会計画の実行」「虎視眈々と狙っていた者たちが攻撃に転じる」といった怖いイメージもあります。生きた結果として人々に残される影響地平線の西側、DSCを見ます。DSCはその人が世を去った後に周りが抱く心境や、社会にもたらす変化などです。特に著名人の場合は死後にDSCがそのまま実現することがあります。つまり究極の「その人が生まれた意味」を表すとも言えます。バイデンDSCのサビアンシンボルは双子座4度『ヒイラギとヤドリギ』。素朴な伝統文化を感じさせます。人間的で温かい、家族の思い出でもあります。バイデン自身の人生とは対極のシンボルとも言えます。改革を試みた人のDSCにはよく本人の性質や人生と対極のシンボルが現れていることがあります。これはその人が極端なことをしたために人々が苦しんで、結果として反対側の良さを痛感するということかもしれません。バイデンはもしかしたら温かいアメリカの伝統を徹底的に破壊するのかもしれず、そのために人々は昔ながらの家庭生活を懐かしむのだとも読めます。もう一つ、彼のホロスコープで特徴的なのはDSCと天王星が合であることです。太陽とASCが合で、拮抗する天王星がDSCと合……。もはや不吉な予感しかしませんが、やはり彼は改革・地上破壊のため生まれたのだと言えばこのホロスコープの解となりそうです。天王星のサビアンシンボルは双子座3度『テューレリー(テュイレリー)庭園』。戦略や企画の才能として読む場合もありますが、彼のホロスコープの文脈で読めば、これはやはり社会的な改革を意味すると考えられます。つまり「自然界を人工的な計画で整えて支配する試み」です。人間の心や文化も徹底的に計画に押し込めてしまい、無理な形に歪めてしまう改革。しかし人間の心が人工的な形に完璧に合うはずもありません。彼らの計画に合わなかった人間は植木のようにカットされる、つまり殺されてしまうのでしょうか。かつてC国で行われた~大革命という悲劇もイメージされます。あのような地獄が再び地上で実現しないように。申し訳ないが、彼のホロスコープが実現寸前で阻止されることを願っています。まとめ 闇のラスボス感が半端ではない人粗野な王様トランプ大統領の四年間を経たアメリカは、対照的に上品な装いを持つバイデンの登場を大歓迎し、彼を「善良な人」と褒め称えています。しかし本当にバイデンという人が善良なのかどうか?あからさまな選挙不正に関しても「デマ!」と決めつけるデマ工作に惑わされず、ご自身の目でデータを眺めて疑いと危機感を持つ必要があるでしょう。【参照】民主主義崩壊!? 米国大統領選挙2020で不正が行われたという噂前記事で私はバイデンのホロスコープを軽く読み「魔王に思えてきた」と書きましたが、深く読めば読むほどさらにラスボス感が増すと感じました。少なくとも彼が善良で良心的な、メディアが報道しているイメージ通りの人ではないことは確か。あくまでもホロスコープを読んだ限りの話ですが、彼の背後に巨大かつ凶悪な権力が存在し、支援しているのは間違いないだろうと思います。(現実にそれが存在しないならばスピリチュアルな、地獄からの支援を意味します) もしこの解釈を「言いがかりだ。誤っている」と仰るなら、きっと出生証明書が偽造されているか誤っているのです。それほどこのホロスコープは明白に一貫性を持って一つの「闇」を示しています。なお私は何の宗教・思想団体にも属さない者ですし、トランプ支持者というわけでもありません。(ただし今は長編版ジャイアンとなったトランプを応援しています。…キャラクターは今も苦手ですが)そもそもあまり陰謀論などを信じるタイプではありません。だから今までディープステート(世界の裏側のグローバル政府)などの話を全く信じていなかったのですが、バイデンのホロスコープを見て初めて「あり得るかもしれない」と思いました。もちろん悪魔崇拝などのファンタジックな点は作り話でしょう。潜在的には確かに闇落ちした魔王が小粒の悪霊集団とともに地上へ帰ってきた、のかもしれませんが。もっと現実的で凶悪な権力を操り拡大を進める、あのグローバル勢力が彼を支援しているようです。アメリカの分断も実はトランプではなく、こちら側の魔王勢力が意図的に引き起こしたものです。BLMは陰謀論者ではなくても現実戦略を読める人なら、アメリカに敵対する者たちによって仕組まれたものだと分かりますよ。ものすごく幼稚で分かりやすいが、盛大に資金を投入して徹底的に謀略を仕組んでいるので一般の人には読めないのかもしれません。人は大きな嘘ほど信じてしまいやすいという心理的な穴も利用されています。これが“嘘を百万回叫べば真実になる、歴史も書き換え可能”と信じるあの思想信者たちの実行作戦です。 人としての心が無い魔王がアメリカ大統領になるくらいなら、言葉は乱暴であまり賢くはないが正直者の長編版ジャイアン、トランプが大統領になったほうが100倍マシ。ジャイアンは政策が下手なのでアメリカ人にとっては災難でも、世界を恒久的に破壊する魔王よりはまだいいのではないでしょうか。本当はポンペオなど常識を持つプロが政権を担うべきですが。魔王が巨大過ぎる闇を背負っているので、ジャイアンのように極端な人でなければ敵わないのではないかという印象です。ところで今回両者のホロスコープを比べてみて、トランプの熱狂的支持者が信じる“Qアノン”などの陰謀論は占星術師が書いたストーリーだろうと感じました。トランプ支持者が唱える“The Storm(嵐)”とは、間もなく訪れる風星座への大シフト劇をもとに創った話だと思います。この風星座へのシフト劇には確かに、太陽ノード合の“風”シンボルを持つトランプが組み込まれています。 間もなく吹く大風が、吉と出るか凶と出るか。天が仕組んだ壮大なシナリオ劇、2020年末に幕が上がります。

プライベートブログの引っ越し完了しました

占星術、リロケーションの手法を考察してみる

こちらではご無沙汰です。占星術に関するご質問をいただきましたがマニアックな話なので、プライベートのほうではなく、ここで回答することにします。ご質問と、短めの回答Q.リロケーションの手法についてどう思いますか? …当たると言ってる方もいるので、先生のご意見をお聞きしたいです。A.「ネイタルホロスコープは出生時点での現況(げんきょう)図」という基本に照らしますと、引っ越しすれば根本から個性まで変わると考えるのは理屈が通らないのではないか? と思います。ただ未来予測的に、移住した結果を占うために参考にするのは良いでしょう。もう少し詳しく。リロケーション手法とは何か最近は新しい手法が次々と出て来て、年寄りにはついていけません。笑それで“リロケーションの手法”なるものも私は把握していませんでした。すみません。調べてみました。“リロケーション手法”とはこれはたとえば海外などへ移住することで、あたかもその地で生まれたかのようにネイタルホロスコープが上書きされる、と考える占星術手法のようです。こちらの方の説明が分かりやすかったです。⇒『リロケーションの基本を語りまくる』より---引用始め---“リロケーション図とは、あたかもその土地で生まれたかのように出生図を再作成したホロスコープです。リロケーション図を見ると、出生地と違う場所に住んだ場合にどのような特徴を持つのか?がわかります。住む場所が変わると、ホロスコープ(リロケーション図)が変わる。すると、人生に具体的な変化が起こる。凄くないですか。驚きです。(☆Д☆)”---引用終---なるほど、それが本当なら確かに凄いし驚きです!「生まれた時からの運命を自分の手で作り替えられる」、こんな魔法のような手法にワクワクしてしまう人は多いのではないかと思います。運命を変えたいと思う人は多いですから、これは流行るでしょう。風水や奇門遁甲などの東洋占術に近いですね。あるいは最近また流行っているスピリチュアル、“引き寄せ”。(おそらく“引き寄せ”ビジネスの考え方が西洋占星術に影響を与えて生まれた手法なのではないか、と推測します)こういう手法はキラキラしていて、前向きなイメージで人気を得るのであまり対立したくないのですが、西洋占星術の理論から述べるなら私は「誤」と思います。バッサリ切り捨てて申し訳ない。実は前世記憶を思い出すという体験をした者として語っても、「誤」です。さらにスピリチュアルジャンルの本を読んでいれば、大勢の体験者たちの話に照らし合わせてやはり「誤」だということが分かるでしょう。もちろん、引っ越しをすれば行動が変わるということはあり得ると思います。それはあくまでも表面的な行動の変化であって、根本からキャラクターが変わるということではありませんが。住む土地によって得られる結果の大小が異なることもあるでしょう。本来の自分のキャラクターを活かせる土地に生きているか否か、で変わるだけのこと。例:自国では積極的だった人が海外へ移住して無口になってしまうこれは友人から見れば「お前、外国の雰囲気に呑まれて大人しくなってるだけだろ! 性格変わったなんて気のせい、気のせい」と笑われるだけの話かもしれません。しばらく住んで慣れてくればやはり本来の自分が“漏れ”出てしまうものです。自分では分からないほど無意識に。無意識のレベルでのキャラクターこそ、ASCの変わり難き性質です。「三つ子の魂、百まで」は正しい。それどころか来世に至るまで変わらない基礎と言えます。ネイタル・ホロスコープとは何か? もう一度、基礎からおさらい私は決して上のブロガーさんたちリロケーション推進派に絶対反対するわけではありませんので、どうか怒らないでください。これは「ネイタル・ホロスコープとは何か」に関する考え方の違い、読み取りの角度の違いだと言えます。ホロスコープとは何重にも情報が詰めこまれたチップのようなものですから、読み方に合わせた解を得ることができます。上のブロガーさんたちは、たとえばホラリー占星術のように未来読みツールとしてホロスコープを眺めているのでしょう。私は、もう少し広い視野にて前世・今世・来世の基礎情報としてネイタル・ホロスコープを観ている者です。ここでもう一度、詳しくご説明しておきますと。私が鑑定経験とともに自分自身の前世体験や、死後世界を思い出した人々の話を総合して得た結論は、ネイタル・ホロスコープは出生時の現況(げんきょう)書+今世の計画書というものです。そもそも何故、ネイタル・ホロスコープにこのような情報が現れるのかと言うと、出生時に最適な時空のポイントが選ばれるからです。魂はその人生を生きるに相応(ふさわ)しい時空ポイントからしか、地上へ生まれ出ることはできません。実例で述べますと……たとえば私は今世でアセンダント水瓶座で、自他ともに“変人”と認める(笑)水瓶座らしい人間です。たまたま私が日本で生まれたからこういう性格になったのではありません。自分に相応しいポイントとして今の時代・今の地域を選んで生まれて来た、というだけのことです。つまり環境によってゼロから個性が作られたのではない。先に個性が有った。何故こう言い切れるかと言うと、私は前世でも今と同じく“水瓶座らしい”キャラクターの人間であった、という実証があるからです。※現世と前世の性格分析比較は→プライベートブログで行っていますだからもし私が今の時代で中国に生まれていたとしたら、一時間後の19時頃になったことでしょう。アルゼンチンで生まれるとしたら、12時間後となったはず。皆さんも同様です。おそらく出生点のルールは宇宙的な法則によるので動かせません。こうして基礎から考えていけば、たかが移住したくらいで根本からネイタル・ホロスコープを上書きできる、という発想が理論的に矛盾していることがお分かりでしょう。種と土地の関係もう少し単純な例で分かりやすくするために。我々の個性を植物の種にたとえてみます。ネイタル・ホロスコープは、種の性質を表した説明書きのようなものです。そこには将来どのような花を咲かせる種なのか、花びらの色や形、丈や香り、咲く季節はいつか……といった説明が書かれています。それはもちろん絶対的な運命ではありません。植える場所によって、その種が芽吹くかどうか、花を咲かせるまで育つかどうかといった運命が変わります。植える場所が間違っていれば枯れてしまうことさえあります。しかし種の本質は変わりません。どんな土地に植えても咲く花の種類は同じ。ヒマワリの種はバラにはなれず、バラの種もまたヒマワリにはなれないのです。その代わりどちらも種の個性を活かせば、美しい花を咲かせることができます。人間も同様で、外国へ移住して環境を変えたからといって、種の個性が初めから書き換えられるということはありません。スピリチュアルのうち「引き寄せ法則」を主張している人々は、歴史を書き換えれば過去から本当に変わってしまうと信じていて、せっせと歴史捏造しています。しかし残念ながら過去の真実は変わらないのです。自分たちに都合の悪い罪を無かったことにし、嘘の話で悪を善に・善を悪に書き換えようとしても、勝手に過去の歴史を改ざんすることは不可能です。この点、誤りのないように覚えておいてください。ご利益が欲しくて“引き寄せ”の布教を信じすぎると、妙な宗教や思想セミナーに絡めとられてしまうこともあります。それは現世的な意味でマイナスですし、魂の視点から見ても成長の機会を失ったうえ犯罪のカルマを背負うことになり、激しくマイナスとなります。まずは在るがままを受け止めることこそ大切。その「在るがまま」を知ることこそ、西洋占星術の意義です。ホロスコープの運命は計画書に過ぎない私がこのように「出生点は動かせない」という話をすると、自由な運命を望んでいる人々は反射的に怒り出します。「お前は私に運命を押し付ける気か! この運命原理主義者め!私は絶対に運命なんかに負けない!どこまでも運命に抗う。神に抵抗して、絶対に運命を変えてやる!!」などと仰って。(これは筆者が現実に受けた批判ママです。占いを依頼されて鑑定しただけなのにこの言われよう。ここまでの反運命論者なら占いなど始めから興味を持つべきではない、と思いましたが…)でも私は何度も書いているように、「どのような不幸も変えることはできないから受け入れろ」と押し付けるガチガチの運命論者ではありません。“論者ではない”と言うよりは、現実に計画は絶対ではないからです。生まれる前に立てた運命計画は本人の意思が強ければ変えることもできます。※〔注意〕運命と個性は別です。上の種のたとえをもう一度ご確認ください自殺だって可能か不可能かと言われたら、可能。ただ安易に変えてしまうと後々――来世以降に相応の苦労をする、というだけのことです。【参考記事】「幸せ」って何ですか? 因果応報、カルマの受け取りも自分で選んだ道 皆さん何故か「運命」をネガティブなものとだけ考えてらっしゃいますが、運命の中には良いことも含まれるのですよ。何もかも、悪いだけの運命というものは無い。一見悪いように見えて振り返れば幸福の源だったと分かる出来事もあります。現代人は短気で、すぐに目に見える結果を求め過ぎるから運命を敵視してしまう。人生は3分で食べられるファストフードではありません。じっくり噛み締めてようやく味が染み出てくる、そんな上質な恵みです。たとえば万事塞翁が馬(ばんじ・さいおう・が・うま)という諺などを学んでみてください。これは壮大な宇宙法則の真実です。運命は味方。神々(先輩霊のオーディエンス)はあなたを不幸にするために運命を押し付けたのではない。まずは今この時点に生まれたことを「ありがたし、有難し」と感謝すること。つまり、ネイタルを受け入れること。ようやくそこからスタートです。そのうえで、抗うべき敵がいるなら勇気を出して戦ってください。身の回りの壁を破り、国境を越えて一歩踏み出してください。実はその抵抗、チャレンジこそが運命計画書に組み込まれているかもしれないのですから。現在、移住するかどうか悩まれている方が占星術で未来を読むには長々と書いてきましたが、曖昧で道徳的な表現だったので分かりづらいところもあったかもしれません。最後に「今現在、移住するかどうか悩んでいる」という方への回答と想定して、もう少し占星術的に書いてみます。おそらく、リロケーション手法はホラリー占星術(時間・場所を仮定して未来の結果を予測する)のようになら使えるはずです。つまり短期間の未来予測と割り切って、移住先での運命として読んでみるといいでしょう。あくまでもメインとなるのは自分自身のネイタル・ホロスコープです。ネイタルは小手先の作り替えをせずに、きちんと生まれた場所、国で計算して出してください。何事も“己を知る”ことが第一となります。周辺情報を集めるのは軸となる自分を知ってから。自分自身を軸として周りとの関係性を見るなら、どのような手法も役に立ちます。反対に軸の情報がブレると何も読めなくなります。それと、移住する場合はリロケーションの前に使える占星術手法が多々あると思います。たとえば、自分のネイタル個性と移住先文化の相性を見ることです。大まかに言ってアクが強く創造性の高い人は、日本のような抑制的な国よりも個人主義の欧米向き集団行動を重視する社会的な人は、個人主義の欧米よりも日本など東アジア向きなどのことが考えられます。もっと占星術的に考えるなら、移住先の国の原始図を出して自分のネイタルと重ね、“相性”を読む移住時のトランジットを読む……等リロケーションよりもまずはこのような基礎が先でしょう。そのうえでリロケーション等も参考にすれば良いのでは。(上ブログのプロ占星術師さんはきっとそうされていることでしょう)

【見た目・他人に与えがちな印象】ASCではなく第12ハウスで占う

アセンダントは容貌を表さない! 古典で知る、ハウスの本当の意味

ハウスの古典的解釈について。プライベートブログでメモしていた件のまとめです。アセンダント星座は「容貌」ではなく個人の基礎性格、本質初級講座で書いた通り、私はアセンダント星座(サイン)が本人の基礎性格を表していると考える者です。理由はこちら。【参考】西洋占星術初級講座(6) ASC・月・太陽で性格と課題を読む上記事に書いたことの繰り返しになりますが、一般の占星術テキストには「アセンダント星座は容貌を表す」「第一印象。見た目」と書かれていますね。でも、事実としてアセンダント星座らしい容貌を持つ人はほとんどいないのではないでしょうか?私の鑑定経験ではアセンダント星座らしい容貌の人と会ったことがありませんし、現実に出生時間が分かっている著名人たちを眺めていてもアセンダント星座通りの顔の人を見たことがありません。※ASCが星座後半度数で、第12ハウスを多く占める星座=ASC星座の方を除く。以降で説明します見た目の印象を占いたいなら、第12ハウスを観ることでは、見た目の印象を知りたい場合はホロスコープのどこを観れば良いのでしょうか?答えは第12ハウスです。第12ハウスを多く占める星座がその人の見た目印象を表していることがほとんどです。また、第12ハウスに入る惑星・感受点も関係しています。他人(あまり親しくない人)が自分の見た目だけでどんな印象を抱くか、ビジネスの相手方などにどのような印象を与えがちか、知りたければ第12ハウスを観察すると良いでしょう。ただし第12ハウスで分かることは、偏見を含んだある種のレッテル貼りです。レッテルとは……人は親しくない他者をぱっと見だけでカテゴライズ(分類)しています。たとえば、【例】 体が細い=神経質 筋肉体型=知性が低い等々。第12ハウスはこのような偏見のレッテル貼りに関わります。噂されやすい事柄や陰口もここに表れるので、観察してみてください。本質個性はあくまでもアセンダントに表れます。優れた面接官のように他者の本質を見抜く能力の高い人なら、第一印象からアセンダントの個性を見抜いてしまうでしょう。なお、第12ハウスで見た目印象を占うのは私独自のやり方です。他の場で言うと「そんな占い方は絶対にあり得ない! 間違ってる!」と怒られると思いますので気を付けてください。(ASC水瓶座らしく独自好きな筆者。故にこのサイトで書いていることはほとんど現代の主流派に反する占い方です。SNSなどネットで語る場合は、文責としても筆者の氏名「吉野圭」とURLを書き込んでくださいね)私は自分で鑑定していて、以前からアセンダント星座の一つ前――つまり12ハウスの星座がその人の容貌をよく表していることが多いと気付いていました。後に、古代の占星術では12ハウスが「容貌を表す」とされていたことを知り、自分の感覚が間違っていなかったと確信したものです。古代の占星術、東洋に原型を遺したハウス解釈“古代の占星術では~”について、詳しい解説。初級講座でも書いた通り現代の西洋占星術は商業的な理由によって歪められ、かなり古典から離れています。もちろん古典だけが正しいわけではありませんので、もし当たるなら新しい手法が生まれてくるのは歓迎ですが、商業的な理由で変えられた部分だけは誤りだと認識しておく必要があるでしょう。なぜなら利己的な都合で変えた占いは当たらないから。あるいは、当たると見せかけて人を誤った方向へ導いてしまうからです。そのような商業占いには、占い師を儲けさせる以外に価値はありません。占いに価値を持たせるためには商業主義が無縁だった古典時代へ、少し時間を遡らせる必要があります。“古典”と言ってもどこまで遡るかは微妙なのですが。専門家たちは今、「古代にハウスは無かった。そもそも獣帯=星座なども無かった」と主張していますので紀元前まで遡る必要はないのかもしれません。(今の占星学者たちは太陽中心に歴史を書き換えただけでは飽き足らず、ついに星座さえも無かったことにするつもりのようです。私は紀元前から獣帯もハウスもあったと考えていますが、考古学者ではないから裏付けのしようがありません)少なくとも商業主義が始まる近代以前、神秘主義者たちの秘儀だった頃の手法へ遡って観察すると良いでしょう。近代以前の占星術を知るには、東洋占星術を見るのが近道です。文化は離れた場所で古代のままパック保存されていることが多いからです。西洋の占星術は古代、インド~中国へ輸入されました。インドや中国では独自の改変が行われましたが、ベースの解釈には原典が反映され保存されているようです。特に注目すべきは「七政」という東洋占星術。こちらは古代中国で最も早く、ホロスコープを用いた西洋占星術を直輸入して造られた占いと思われます※。七政の占い方は西洋占星術と完全に同じではありませんが、以下のハウス解釈に古代西洋占星術の知識が反映、保存されています。【中国占星術、七政の解釈】命宮(1ハウス):才能や本質(基礎性格)など、あなた自身について財帛宮(2):財運兄弟宮(3):兄弟姉妹・友人との関係田宅宮または父母宮(4):不動産、両親との関係男女宮または子女宮(5):子供奴僕宮(6):同僚、目下の人との関係夫妻宮(7):恋愛、結婚、配偶者疾厄宮(8):病気遷移宮(9):旅行、引越し官禄宮(10):職業、地位・名誉に関すること福徳宮(11):幸運、性質、精神的な喜び相貌宮(12):外見や性格(印象)http://www.nifty.com/eichi/info/senjyutu.htmlより引用。( )内は当ブログ筆者による補足【参考図】七政四余盤(引用元は上に同じ)

冥王星が水瓶座に入る時代の解釈

2018/5/18テレビ東京で放送されたオカルト的な未来予測について、プライベートブログのほうで雑談を書いていました。オカルト分野ではありがちな、地球の危機と人類滅亡の話です。(こういった話が苦手な方はクリックご注意ください) ⇒『やりすぎ都市伝説外伝 2018春(関スペシャル)』感想。2030年以降の未来予想図1999年、2012年と、「人類滅亡説」ビジネスが横行したためにうんざりしている方も多いと思います。しかし占星術的に見ても、今後の地球に訪れる変化が大規模なものになるだろうことは否定できません。先日、読者様からいただいたメールに「冥王星が水瓶座に入るとファシズムが吹き荒れる、という解釈を本で読んだことがある」とのお話があって興味深く思いました。確かに、水瓶座は公平・平等を表すいっぽう、大きな仕事のために地上の都合を無視する面もあります。このため“全体主義”と解釈できる場合もなきにもあらずです。(現実社会に照らして妥当な場合のみ)上の説を提唱されている占星術の先生は、きっと冥王星の不吉なイメージから暗い社会を想起し「冥王星の水瓶座入り=ファシズム」と解釈したものでしょう。ただ「ファシズム」の発想は少々、前時代的に感じます。「ファシズム」とは1930年頃の蟹座が表す全体主義だったと考えられます。ファシズムは地上人類の社会組織が強固でなければ成立しません。蟹座の組織は密であるため、人々は社会組織に縛られ管理されます。管理されることに中毒してしまう人も多くなります。当然ながらファシズムには支配者を頂点とする階級もなくてはなりません。水瓶座とはもっとフラットで、広い世界を表す星座。地上から足を離して浮かび上がるイメージです。地上世界のことに関わりを持たない星座であるため、水瓶座の時代には階級や組織は無視されるかほとんど機能しなくなると考えられます。組織が無視される時代に、20世紀的な「ファシズム」が実現する余地はありません。(もう少し詳しく書きます)水瓶座の「フラット」はたいてい平等で明るい自由を表します。このため個人のホロスコープで水瓶座が強い場合、明るく気楽な性格や、差別を嫌う公平な個人主義者となることが多くなります。もっと大きな社会や自然で考えた場合(これは計算上で天空を移動する天王星や冥王星で観ますが)、水瓶座が強くなる時代は圧倒の平等が実現しやすくなります。人間社会で言えば、それまでの政権が倒される革命が起きやすくなるでしょう。たとえば前回、冥王星が水瓶座に入る前後には欧米で革命戦争が起きました。この時、個人の自由と人権が大切にされる考え方が生まれています。それはとても水瓶座らしい思想です。※一般的に占星術では惑星が発見される前のことは、その惑星に関わりがないと考えます。でもどうやらそうではないことを表す事象も散見されます。近い将来、冥王星が水瓶座に入ります。正確には2023年からですが、影響力はその前からあり、2030年以降がピークとなります。さらに言えば今回は過去の「冥王星ー水瓶座入り」の時に起きた変革を上回る変化が訪れるように思います。よく、「西暦2000年以降は水瓶座の時代」と言われます。これはスピリチュアルの概念であって西洋占星術ではないのですが、水瓶座の象徴が二重の意味で強くなることは確かだろうと思います。もし地球規模で水瓶座の「フラット」が実現したらどうなるでしょう。その時はもう国家という社会さえ無意味となるのではないでしょうか。小さな人間たちが作った国家や組織が意味を成さなくなるほどの、圧倒の平等さが地上に降り注ぐ。水瓶の水が一気に流れ出て地表を洗うように。――これは水瓶座の神話的なイメージなのですが、不思議と冒頭の「人類滅亡説」を提唱するオカルトマニアたちの考えと一致し、現実味を帯びてきます。神話時代、大洪水が起きてほとんどの生物が押し流されたと伝えられているように、今回もまた生物の淘汰が行われるのかもしれません。あるいは人類が起こす戦争などがあらゆる国家や組織を破壊し尽くしてしまうのか。いずれにしても、現実と占星術の両面から、地上の大変化はもはや避けられないことだと予測できるでしょう。暗い話を書いてしまいましたが、恐れないでください。(恐れて、変な宗教に入信しないでくださいね。宗教団体はあなたを助けてくれません)絶望する必要は全くないのです。冥王星を「死」という不吉さだけで解釈する人は多いのですが、私は「リセット」と解釈しています。リセットは肉体にとっては死ですが、魂にとっては生となります。「リセット」、そして「再生」が近い将来を表すキーワードです。冥王星と水瓶座は、決して暗い事象だけではなく明るい未来をも表しています。明るい未来を手に入れるためには、古い概念にしがみつくことをやめなければなりません。古い概念とは「物質」ばかりにこだわることです。物質は地上のもの。水瓶座はその物質世界から離れることを表します。たとえばオカルトマニアたちが計画しているように、“機械の肉体を得る”ことまでして地上で生き延びようとする態度は水瓶座的ではないと思います。いつまでも物質ばかりにしがみつき、地上の低い位置を這い回っていると、次世代に置いて行かれることになるのかもしれません。その後執筆…2020年予測『いよいよ新たな時代の始まりです。2020年の大シフトチェンジを占星術で俯瞰する』(プライベート)

「前世を表す感受点はない」? いいえ、そんなことはありません

ネット検索しての雑談です。プロの占星術師の方が、ブログで「ホロスコープに前世を表す感受点(惑星)は一つもありません。全ての感受点は今世だけを表しています」と言い切っているのを見かけました。前世記憶を持つ私の体験からはっきり言っておきましょう。そんなことはありません。(上の先生が「輪廻転生など絶対にあり得ず、前世など絶対の絶対に存在し得ない」という意味で仰っているのなら、なおさら誤りです)※1確かに「この感受点は前世で、この感受点は今世を表す」とはっきり分けるのは間違っています。何故なら全ての感受点に前世・過去世が投影されていますから。出生ホロスコープとは全ての過去世を踏まえたうえでの、現況+今世の人生計画を表すものです。つまり、全ての感受点が過去を反映していると同時に、今世も表していると言えます。参考 魂を読むためのホロスコープ・マップ(概論)とは言え、ある感受点は過去を表すウェイトが大きく、ある感受点は今世-未来を表すウェイトが大きい、ということは言えるでしょう。たとえば、「前世を表す感受点」として昨今最もポピュラーなのは、ドラゴンヘッド/ドラゴンテイルです。※2もともとインド占星術では「ドラゴンヘッドは前世カルマの報い」「テイルは前世カルマの借り」とされてきました。この手法をアメリカの有名占星術師、ジャン・スピラーが『前世ソウルリーディング』他で取り入れて新たな解釈を提唱したことで、一躍「ドラゴンヘッド=前世」のイメージが浸透したものです。欧米のプロ占星術師たちは当然ながら「インド占星術など邪道だ。異端だ」と言って眉をひそめていますが、占星術を愛する一般人には受け入れられ、今では日本を含めて世界中に「ドラゴンヘッド=前世」のイメージが広まっています。また、古典的な西洋占星術でも月を前世として読みます。(キリスト教による占星術弾圧・輪廻思想否定が起きるまで)いっぽうで水星から太陽(幅広く含めて木星)までは今世を表すとされ、土星よりも遠い惑星は来世を表すとされています。自分の体験と鑑定経験から申し上げて、この過去~未来を表すウェイトはどうやら正しいようです。あまり一つの感受点を「前世」と思い込み過ぎて、こだわるのは当然ながら良くありません。ただ過去を完全に無いものとして黙殺するのは、バランスを欠いた態度です。そのバランスを欠いた態度が、今世での成長をストップさせ様々な支障を起こします。大切なことは、過去と現在・未来をバランス良く受け入れることです。そのうえで前を向いて生きていく必要があります。また別の記事で、それぞれの感受点についてバランスの良い解釈の仕方をご説明していくことにします。注釈※1 これまで魂や輪廻転生を「絶対の絶対にあり得ない」ということを証明した人は一人もいません。いっぽうで、「あり得る」ことを示す証拠は大量にあります。証拠が山ほどあっても現代では「ない」ことになっているので、証拠の黙殺が続いています。皆が黙殺するというルールを強いられているのです。これはもはや宗教でしかありません。宗教である限り、否定論者たちはどのような証拠があろうとも「ない」ことを永久に信じ続けるだけでしょう。どのような神や教義を信仰するのも自由です。しかし、公の場では違います。自身の体験もなく根拠もないのに公の場で「ない」と断言する行いは、宗教によって他人の思想を否定することになりますから、「誤り」と呼べます。(宗教上の教義は体験なくても断言するしかないでしょうが、その場合も「〇〇教の教義では~」という断り書きを付けるべきです。それも信者だけに限定して語るべきで、信者以外の人へ押し付けてはならないでしょう)自分や他人の体験(現実にあったこと・データ)に基づく考えを提供するのでない限り、何事も断言してはならないと思います。――体験に基づいた考えですら、私は推測としてお話ししています。※2 ドラゴンヘッド/テイル(漢字で「竜頭/竜尾」)とは、月の軌道と太陽の軌道の交点のことです。ちょうど180度の対極にあります。英語では、ノースノード/サウスノードと呼びます。もともと西洋占星術にこのノードを読む手法はないか、あっても異端とされてきたので、「輪廻思想を否定しながらドラゴンヘッドを読む」という手法がそもそも筋が通らないかなと思います。ドラゴンヘッドを読むなら輪廻思想を受け入れなければならないし、どうしても輪廻思想が受け入れられないならドラゴンヘッドを読むべきではないでしょう。参考 当サイトのドラゴンヘッド前世占い

「天の法令」として読む占星術

鏡先生曰くこの間、鏡リュウジ氏のコラム本を読み返していて、彼が占い師を法律家に喩えていたことに気付き驚きました。 『占いはなぜ当たるのですか』鏡リュウジ(講談社)P210-211 *伝統派は法律家にも似て (略)かつてはホロスコープを使ってものごとの成否を判断することが多かったので、よく「ジュディシャル・アストロロジー(Judicial Astrology)」という言葉が用いられる。 Judgeとはもちろん、判断のことだし、これは裁判という意味もある。実際、伝統派の占星術の解釈は、法律の解釈にも似ているところがある。 ごく基本的な占星術のルールに従いながら、解釈をしていく。しかし、それだけでは判断に迷うことも、すぐには事実どおりに当たっていないように見えることもでてくる。 そこで、占星術家は、過去の偉大な占星術家の判断例を参照しながら、自分の解釈を導いていくのだ。その「判例」となる文献は、どんどん復刻されている。 数百年前のテクストを判例として、チャートを読み込んでいくのは、心理学的な占星術とはまた違う、知的な面白さがある。そして、それは実際によく「当たる」のだ。判例解釈に想像が及ぶとは、さすがだなぁ。道を究めた方は他ジャンルのことも理解されるものなのでしょう。私などは法律に縁を持ったので、つい占星術も法律的に解釈してしまう癖があるのですが、古典的な姿勢としては間違っていなかったことになるのでしょうか。 私の場合、圧倒で「判例」の知識量が少ないですけどね。(2018/8/30 社会的な話などの余談過ぎた箇所、読みづらかったためカットしました)以下はかつて私がブログで書いた文章です。偶然にも鏡先生と同じように占星術を「法令」に喩えています。ただし私は絶対的な古典主義者ではないので、鏡氏と「判例」という用語の使い方が違うところがあります。 「判例」を示してくれるのは偉大な占星術師だけではなく、自己の鑑定結果(事実との照らし合わせ)や、巫女たちの透視も含むと考えています。「神(天)の法令」としての占星術占星術をやっていると「神(天)の法令を読んでいるようだ」と感じることがあります。逆に言えば、占星術の鑑定は「法令を読むがごとく」でなければならないと私は思うのです。だから星座の解釈などはある程度「こうである」という決まりきったステレオタイプ的な解釈に基づいて行うべきで、自分勝手な想像で行うべきではないというのが私の主義です。もちろん、「こうである」を推測するのは人間です。そしてその推測のスタートは、星座や神話からの空想であったかもしれない。実はこういうところも法律と似ているんですよ。立法者という「神」がいて、後世の人々はその神の意図したこと(立法趣旨)を透かし見ながら判断しなければならない。これと占星術は似ています。星座などのイメージからは、いくらでも自由に空想をはたらかせることが出来る。でも現実の人々の人生に役立つものにしていくためには、解釈が自由な空想であってはならず、神の意図に限りなく近付けて行かなければなりません。そのためにおそらく昔は巫女を使って星座の本義を読み解こうとしたのでしょうし、近代では透視能力者に度数ごとのシンボル解読を委ねた。(サビアン占星術)これら能力者による透視は、能力のない我々から見れば裁判所の判例のようなものです。さらに占星術には「最高裁判例」とも言うべき強力な固定力を持つものがあります。それは「当たるか・当たらないか」という事実です。占星術の解釈が事実と合致して初めて、それは神の意図した法令を正しく読み取った解釈であると証明出来たことになります。星座から自由な発想をするのはとても楽しいし、素敵なことです。私はそのような自由な発想が大好きです。何よりも学び始めのうちはこのような空想で遊ぶことが大切と思います。 そもそも哲学だって空想の訓練から始まっていますし、占星術の技術を習得するためにも空想をフル回転させて直観能力を磨くことが不可欠のはず。でもいつかは神々の意図を正確に読み取るところまで行かないと意味がないのかなと思います。一番まずいのは、空想を空想のままにして永久に飛んで行ってしまうことではないでしょうか。事実と付き合わせて当たるかどうかを確かめることもせずに、星座に関する自由な発想を「こうである」と主張して他人に押し付けたりすることですね。私も、まだまだです。星座シンボルから湧き上がる空想の力に飛ばされそうになりながら、必死で地上にとどまり現実を見ようとしているのが現状。いつかは天の意図を正しく読み取る境地まで辿り着きたいと願います。--2014年12月1日ブログにて筆 2017年9月14日転載--※このコラム記事では「神様」「神々」と表現していますが、これは特定の宗教上の神様のことではありません。厳密には、地上を越えた次元の法則のことです。「神」と呼ぶよりも「天」と呼んだほうがニュアンス的に近いかもしれません。プライベートブログでの関連記事『占星術、サインの概念と事実ケースの判断を「法令」「判例」にたとえると』

あなたは前世で自分らしく生きたか?(2) ご質問回答

「自分らしく生きられなかった」とは、罪のカルマがあることではない前ページ『あなたは前世で自分らしく生きたか?』について気になるご質問をいただきましたので、一ケースのみご説明させていただきます。ご質問メールから引用 カルミネート天体が月である場合、アセンダントと90度の場合もあります。初級講座の当該部分では、「月カルミネート:人と協力して事を成す運勢です。周囲とうまく調和出来るため、女性なら地域に溶け込む良い妻となるでしょう。」とありますが、 ある意味、前世に後悔する魂の解説としては腑に落ちにくいのですが、前世の自己評価とは無関係なのでしょうか? 上記が90度の場合、月のやり残した課題(或はカルマの刈り取り)を如実に示す太陽の位置とは、例えばどの位置なのでしょうか? このご質問にはいくつかの誤解がベースにあるように思います。順を追って誤解を分析して回答していきます。1.前世で「自分らしく生きられなかった」人は、罪業を負う人ではありません前世で後悔した魂が今世で他人と和合し楽しく生きることについて、「腑に落ちない」と仰ることが私にはどうしても腑に落ちず、しばらく理由を考えていました。考えていて気付きました。もしかしたら「前世について悔恨している」と言った時点で、多くの方は「罪人」のイメージを抱くのかもしれないと。「前世で何か悪いことをした罪人だから他人に好かれ、明るい人生を送る資格はない」という反感イメージを持つのではないか?もちろん文章のニュアンスから推測するに、上のご質問をくださった方は「罪人」とまでは思っていないでしょう。しかし少なくとも「生涯、悔恨で暗く下を向いて生きるはずの魂」というイメージは抱かれていることと思います。いずれにしても、大変な誤解です。このような誤解は差別を生みますので、悔恨している魂は罪人ではないのだと強く申し上げておきます。(重大な差別の可能性について気付かせてくださった質問者様に感謝です)まず基本的なところをご認識ください。アセンダントと月が90度の人は、前世においてただ「自分らしく生きられなかった」ということに不満を覚えたまま亡くなった魂です。罪人であったり、何か重大な失敗をするなどして、いわゆる仏教的な意味での「カルマ=罪業」を背負った人なのではありません。悔恨を「カルマ」という言葉で括ると差別を生みますから、アセンダント×月の困難アスペクトは単に「不満」という言葉で置き換えて考えたほうが正しいと思います。また太陽の方向による課題設定も、「カルマの刈り取り」と言うよりは「再チャレンジ」です。「再チャレンジ」は広い意味であれば確かに「カルマの刈り取り」に含まれるのですが、一般の人が「カルマ」として思い浮かべるのはやはり狭い意味の「罪業」だと思いますので、ここでは避けたいと思います。(「如実に示す太陽の位置」は「○○座」などと安易に述べられるものではないので、個人ごとホロスコープを解読してください。上級者の方なら理解できるはずです。例示は、前項の説明通りです)今世で再チャレンジしようと生まれて来た魂には、他人と協調して生きる権利も、他人から好かれる可能性もあります。たまたま前世で苦労したからと言って、今世までも生涯下を向いて暗く生きる必要など全くないのです。 アセンダントと月が困難アスペクトの皆さん、どうか今世では顔を上げて前を向いて生きてください。2.カルミネート惑星は、他人からの恩恵や評価を表しますご質問のうち、「前世の自己評価と(カルミネート惑星の運勢)は無関係なのでしょうか?」について。カルミネート惑星の象意と、性格を表す他の惑星象意とを混同されているように思います。カルミネート惑星とはMC近くにある惑星ですから、当然ながらMCの「社会的評価」と関わるはずです。つまり、他人からの恩恵や評価という社会的な運勢を表すものです。極端に言ってしまえば、「本人の自己評価とは別問題」と言っても良いでしょう。他人からの評価は人生全般に影響しますので人格形成と全く無関係とは言いませんが。さらに、本人の自己評価と社会的評価が激しく乖離してしまう人生も現実にあります。たとえばカルミネート惑星の影響が大きいホロスコープの場合、本人の意志に逆らってカルミネート惑星の運勢が実現することがあります。(意志に逆らっているようには見えても実は本人が生まれる前に承知した運命なのですが。 これこそが運命の自動修復機能がはたらいた結果、いわゆる「カルマの刈り取り」と呼ばれるものです。 生きている間の本人には理解できずとも、自分自身が過去にしたことの報い/善い報いも含む、を受けているのです。報いを受けることを生まれる前に自分で同意しています)このような場合、嵐に翻弄される木の葉のように本人の自己評価とは無縁に次々と人生が展開していくことになります。なお、カルミ惑星のホロスコープ全体への影響度はMCとの距離で測ります。特にタイトなコンジャンクションでは「自己評価とは無縁の世間評価による翻弄」が起きやすくなります。通常のカルミネート惑星であれば、MCが実現した後に運勢が発揮されるはずです。と言うことはこの時点で、「悔恨があった」魂も太陽の課題はクリアしているはずで、悔恨はなくなっていると考えられます。★2018/10/1補足ここで書いた「太陽の課題」は、ドラゴンヘッドで示されるカルマとバッティングするものではないはずです。ヘッドで示されるのはあくまでも「過去、このようなカルマがあるので現人生が与えられた」という請求理由。太陽で示されるのは、そのカルマを返すために与えられた現世計画とエネルギー(スペック)です。ややこしい話なので、分析が進んだらいずれ整理してご説明します。

上級者向・前世解読法 あなたは前世で自分らしく生きたか?

出生ホロスコープから読み取る前世の痕跡出生時のホロスコープ(ネイタル・チャート)から前世を読み解く方法を少しだけご紹介します。これは『K's Fortune Labo』の筆者が自身の前世記憶と、鑑定経験をもとに考えた解読方法です。このページの内容は西洋占星術の中~上級者向けとなっております。初心者の方はホロスコープを総合的に読むことが難しいと思いますので、ここに書かれたことを無理に使おうとすると混乱するはずです。『前世占い』としては単純かつ強力な当サイトの宿曜占星術をご活用されることをお薦めします。また中~上級者の方でも、このページでご不明な箇所は恐縮ですが当サイトの初級講座でご確認ください。太陽やアセンダントの解釈について当サイト独自の考え方をしているため、現代占星術を学ばれた方には不可解な点が多いと思います。【ご留意事項】このページの手法は筆者自身の経験則をメモしたものに過ぎず、絶対公式化するには不十分です。 ここに書かれたことを公式として信奉する必要はありませんし、必死で批判する必要もありません。「このような考え方もあるかもしれない」程度に参考としてお読みください。月から前世を読み取るサイトトップ他で繰り返し書いている通り、月は前世の痕跡を最も強く表す感受点のようです。 古代の占星術で「月は前世~今世の幼年期を表す」と言われていたことは、どうやら真実です。ただし月サインから前世を読み取るには解釈が曖昧過ぎて、不可能に思います。手がかりになることは確かなのですが、現実どのような職務を担っていたか・どのような人生を送ったのかという具体的なことまでは分かりません。度数ごとにサビアンシンボルを読めばかなり真相に近付くことは確かです。しかしサビアンシンボルも、実際のところ前世記憶がなければどういう意味なのか分からないでしょう。(以下このページしか読んでいない方のために例を転載します。重複ご容赦を)【例】筆者の前世の職務: 戦争作戦家、補佐役月サイン: 水瓶座月サビアンシンボル: 水瓶座25度『右の羽がより完全に形成されている蝶』分析: サインの水瓶座だけで前世を推測するとすれば「コミュニケーションが苦手な天才系変人」などのイメージが浮かびますが、あまりにも曖昧過ぎます。(これでは単に現世の性格の一部を裏付けるだけに過ぎません)水瓶25度のシンボルは「感情を抑えて冷静に物事に当たる」ことを表すシンボルであり、こちらは的確に前世の職務態度を表しています。 しかし、このシンボルだけから具体的な職務を読み取ることは不可能です。「冷静に物事に当たる」というだけなら作戦家にも、医師にも、研究者にも当てはまります。 シンボルだけから前世を正しく読み取るには霊視レベルの直観能力が必要です。ところが霊能力などなくても、具体的に読めてしまうのが宿曜占星術です。【例】筆者の宿: 『壁宿』代表的な参謀(作戦家)星、補佐役。このように宿は、前世の職務から生き方・性格までをも正しく表しています。この宿曜占星術と、月サイン・月サビアンシンボルを組み合わせれば、かなり具体的に前世の生き方と性格を読み取ることが可能なのではないかと思います。初心者の方は宿曜占星術だけでも十分ですが、上級者の方はぜひサイン解釈とシンボル解釈を組み合わせてお読みください。前世では自分らしく生きたのかどうか?次に、前世における「人生に対する姿勢」を読み取っていきます。同じ宿の方々は全て同じ前世となるのでしょうか?答えはもちろん、否です。月のサインやシンボルの組み合わせだけでも人ごとに異なる人生を読み取ることができるはずですが、他の感受点との組み合わせによって、さらなるバリエーションを読み取ることができます。特に前世を解読するうえで最も重要となるのが、「その前世は本当に自分らしく生きたと言えるのかどうか?」です。どうして重要なのかと言うと、前世の人生に対する姿勢こそが今世の目標(人生計画)決定に関わっているからです。まずは、「前世で自分らしく生きたかどうか?」の読み取り方から。これは比較的に簡単です。次のように読みます。(1)アセンダントと月が困難アスペクトを形成 = 前世では自分らしく生きられず、不満のまま終わった(2)アセンダントと月が安易アスペクト、または同じサイン = 前世では自分らしく満足して生きることができた以上のように読むのは、アセンダントはその人の魂を表すと解釈できるからです。前世と比べて度数が多少動いたとしても、「現在の魂」つまり現状の本質として解釈します。アセンダントは前世から大きく動くことはありません。少なくともサインは同じのようです。 ところが月は大変動きやすく、今世の生き方によって、来世の出生ホロスコープではサインを大きく飛び越えて移動することもあると考えられます。 (したがって宿も同じです。来世の宿は一般に言われているように「胎」として決定したものではなく、今世の生き方によって大きく変わることもあるようです)このアセンダントと、前世を表す月が困難アスペクトを形成していれば、 その人は前世で本質と矛盾する生き方をしたことになります。つまり「自分らしい生き方をしたとは言えない」と読みます。逆にアセンダントと月が安易アスペクトで支援し合っている場合は、その人は前世で満足して生きたと考えられます。月がアセンダントと同じサインであれば、さらに前世では自分らしさ全開で生きたのだと言えます。(1)の場合は少し厳密に、サイン同士ではなく感受点同士が困難アスペクトを作るかを見てください。タイトである必要まではありません。感受点同士が困難アスペクトを作る場合、前世では自分らしさを抑えて生きたのだと推測できます。特に90度の場合、現世での性格的矛盾や、「生きづらさ」としてご本人が自覚していることが多いです。感受点同士が困難アスペクトは作らず、単にサイン同士の相性が悪いだけの場合、満足した人生であったとまでは言えませんがそのことが現世へ問題を生じさせている可能性は低くなります。 ただし実際に問題となっているかどうかは、各人のホロスコープごと読み解く必要があります。どのような場合でも、月とアセンダントの度数そのものが表す意味によって解釈結果が変わってきます。中級者以上の方は各度数のシンボルも併せて読むべきところです。前世の生き方で変わる今世の目標今世の生き方の方向性、目標は出生ホロスコープの太陽・MCに表れます。それは「生まれる前に自分自身で決めた人生計画」であると考えられます。この意思決定の根拠が、アセンダント×月の「前世で自分らしく生きたかどうか」に表れています。たとえば、(1)前世で自分らしく生きられなかった人は、たいていの場合、「今世こそ自分らしく生きよう」と思うはずです。そのように誓った方の太陽は、アセンダントに近くなるか支援する位置(アセンダントと安易アスペクト)になると考えられます。実際にホロスコープを見ていると、アセンダント×月が困難アスペクトの方の太陽が、アセンダントに近い位置にあることは多くあります。このような方は「今世こそ自分らしく」とリベンジ(再チャレンジ)する想いで人生計画を立てたのだと考えられます。(1)の方のうち最も自分に厳しい方は、「再び前世と同じ生き方をしよう」という計画で生まれてきています。たとえば前世で夭折した方などが、もう少し学びを深めなければならないと思った場合に、あえて修行として苦しい人生を再び選ばれるのだと推測されます。この場合アセンダントは月とともに、太陽と困難アスペクトを作る確率が高くなります。これは通常のアスペクト占星術でも、「矛盾が起きやすい性格で障害の多い人生となる」と読み解くことになります。現実のケースを見ているとこのようなホロスコープをお持ちの方は、「太陽が自分なのだ」という意識が強く、「太陽サインらしく生きなければならない」という脅迫観念を抱きやすいようです。 そのわりには自己の中の矛盾を感じ続けるので、精神的な負担が大きくなります。しかし何故そうなったのかというと、生まれる前の計画としてご自身で厳しい修行を選んで来られたからです。このような方は「月(前世)のやり残した課題を今世で果たそう」と考えた尊敬すべき魂であって、カルマという罪状で罰を与えられているわけではありませんので誤解による差別をしないよう注意しておきます。(2)「前世では自分らしく満足して生きることができた」方のうち、太陽がアセンダントと困難アスペクトの位置にある場合。このような方の場合、性格的に矛盾はなく、心の問題もなく楽しく暮らしていると思います。 しかしそれだけでは何の学びにもならないので、太陽で弱点の補完が必要だということになります。アセンダントと困難アスペクトの位置にあるサインは「自分の苦手とする分野」です。ここに太陽がある方は、今世で弱点を補完する必要があることになります。補完することよって目標実現に近付けるはずです。(2)の方のうち、アセンダント・月・太陽が同じサインか安易アスペクトである場合、本来の個性をパワーアップしてアクセル全開で生きるように計画されています。何の憂いも要らない方です。自分の思うまま、個性を発揮して生きるべきです。今世では個性実現に集中すべく生まれてきています。ただアクセルのみでブレーキが弱いので(土星にもよりますが)、暴走することはあるかもしれません。また未来永劫そのままでは学びがありませんので、いつかの転生で、違う人生を経験する必要があると思います。さらにMCを併せて見れば、それらの太陽課題を越えた結果としてどのような目標を計画しているかが分かります。ここまで、全て度数シンボルを併せて個人ごと解釈する必要があります。簡単に占断する方法などありません。総合解釈のためには経験を積む必要があると思います。筆者も手さぐりの修行の身です。ご質問回答 →「カルマを持つ者は下を向いて生きなければならない」? 差別に基づいた、安易な公式を思い込み過ぎないこと★2018/10/1補足ここで書いた「太陽の課題」は、ドラゴンヘッドで示されるカルマとバッティングするものではないはずです。ヘッドで示されるのはあくまでも「過去、このようなカルマがあるので現人生が与えられた」という請求理由。太陽で示されるのは、そのカルマを返すために与えられた現世計画とエネルギー(スペック)です。ややこしい話なので、分析が進んだらいずれ整理してご説明します。付記 このページの文章の著作権は「K's Fortune Labo」の吉野圭にあります。著作権法上の引用要件を満たさない転載・転用を禁じます。(著者名・URLの記載ない引用、正当な範囲以上の転載は著作権法違反となります) なお、このページの著作物は時刻証明されており、裁判証明可能です。

魂を読むためのホロスコープ・マップ(概論)

当サイトの目標は、“魂の軌跡をホロスコープで読み取る”ことです。初心者の方向けに全ての惑星の解説を終えてから分析に入るつもりでいましたが、あまりにも遠回り過ぎました。先にざっと筆者の頭の中にあることをメモしておきます。あくまでも概論、ガイドマップのようなものです。各項目について詳しくは別記事にて。ホロスコープとは時空座標点である初心者の方はこちらへ→「生まれたときの星空」といった一般的な知識を求めている方はこちらをお読みください(以下は自身の体験とスピリチュアル知識を合わせて導き出した当サイト独自の解釈です)ホロスコープとは何か?これは大きなテーマですのでまた後ほどご説明する必要がありますが、一言で言うなら、「生者・死者共通の時空を表わす座標点」と考えられます。ギリシャ語の「ホロスコープ=時間観測者」という名称は非常に的確です。グーグルマップに緯度経度の数値を入力すれば特定の場所が一発表示されるように、ホロスコープの概念で一点の時空を示すことができます。魂は生まれ変わる際、この座標点を目印として地上へ降りるのだと思われます。もちろんホロスコープは地球人類が持つ概念であり、現実の天体とは少し異なります。しかしこのルールで時空の一点を示すことは可能です。※春分点と星座のズレについては再考します。もしかしたら今の西洋占星術の計算法が地球にとって合理的なのかもしれません出生ホロスコープは、その人生に最もふさわしい時空ポイントを示す魂は「アカシックレコード」に残る転生記録をもとに、ガイド(先輩の魂)たちの指導を受けながら、新しい人生計画を組み立てて生まれます。その計画を果たすためには、最もふさわしい時間と空間のポイントに生まれなければなりません。そんな個人にとっての適切な時空ポイントを示すのが、地球においては「出生ホロスコープ」です。膨大な時間と空間のうち、該当する時空ポイントは針の孔のように小さな一点です。該当点がその一点しかないということは、出生点を逆算すればアカシックレコードの一端や人生計画まで読み取り可能である、という理屈になります。人類がその全てを読み取ることは不可能ですが、出生ホロスコープの時空点は過去と未来の情報が刻まれたチップのようなものとイメージできます。アングルは自分自身を表わす魂は地上でアバター(分身。ここでは地上の肉体・人格キャラクターの意)を持って生きます。このアバターで演じるキャラクターは、一つの人生限定の役柄です。いっぽう、魂も本質的な個性を持ちます。魂は経験を積み磨かれていきますが、一本筋の通った個性は全転生で変わりません。この本質的な魂の個性は、地表と天空とのアングル(角度)で表されます。アングルが地表に降り立ち天地を見る者の視点であることからも、自分自身を表すことは明らかです。惑星と違って自分の目で見ることができないのがアングルです。見えないものこそが自分自身のはずですが、このことは地上で生きているとなかなか分かりづらいかもしれません。アングルのうち、特にアセンダント・サイン(東の地平線上の星座)がその者の本質分類を表す旗印です。人間だけではなく国家なども同様に、アセンダントが本質を表す旗印としてホロスコープを読むのが正しいと思います。これは原始的な占星術の手法ですが、おそらく地球に関わる魂たちの共通認識なのだと思います。※春分点については誤解がありました。春分点の計算法選択についてはまた後ほどなお、地球ではたまたま黄道を12分割したサインへ実在の星座の名が当てられていますが、当然ながら他の星では別の名となるはずです。惑星はアバターの人生を表すホロスコープの枠、地表に降り立つ視点が「魂」。ではホロスコープの内側に描かれる惑星が何を表すかと言うと、地上で与えられる人生物語。つまりアバターに乗って実際に行動するための人生計画です。(惑星には今世の計画だけではなく過去の人生の記録も含まれます。過去にその魂がアバターに乗って積んだ経験値が刻まれていると言えます)ここでは各惑星が何を表すか大まかにご説明します。詳しくは初級講座のページをお読みください。太陽今世の人生、肉体を象徴します。肉体アバターに生命を吹き込みますし、太陽が弱った時が寿命を表す場合もあります。今世でアバターが生きるための運命エネルギー、課題として重要なことは確かですが、決して「自分自身」「基本性格」などではありません。肉体はあくまでも魂の乗り物です。お借りした肉体なので大切にしなければなりませんが、囚われ過ぎてもいけません。月月は一つ前の人生を最も細かく正確に表します。前世の行動記録とも言えます。理論的には前世の太陽であるはずで、もしそうなら綺麗なのですが、実際は前世の太陽と異なる人が多いでしょう。それだけ課題をクリアすることは難しいということです。前世で慣れた振る舞いなので「自分自身」と間違いやすいのですが、決して「魂の本質」ではありません。→アセンダント・太陽・月についてはこちら水星・金星・火星これら動きの速い惑星には、日常的なプログラムが表れます。幼少期の教育や思春期の経験、若い頃の恋愛や仕事を読み取ることができます。火星には時に人生計画を動かすための起爆剤として、事件や事故などのトラブルが刻まれていることがあります。→パーソナルプラネットについてはこちら木星・土星中年期から晩年を表すこれら巨大な惑星には、大きな幸運と障害が表れます。木星が示す恩恵は時に人生を変えるほどの幸運を表し、土星は越えがたい挫折を表します。いずれも生まれる前の人生計画ですが、来世に持ち越されるテーマでもあるでしょう。→土星について →木星について天王星・海王星・冥王星これらの遠い惑星には、個人の人生を越える集団の運命や、前世~来世に至るまでの長期計画が表れます。地球以外の遠方から訪れるスピリチュアルな影響、死後世界のオーディエンスたち(先輩霊や友人霊たち)を反映することもあります。冥王星は特に死と再生を意味しており、前世から今世へ再生した魂の軌道を表します。⇒冥王星について、思いつきメモ(別URL)ドラゴンヘッド・テイル(ノース・サウスノード)インド占星術家たちの分析によって、白道と黄道の交点が「前世のカルマ」を表すことが明らかとなりました。単純にその説を受け取り「ノードが前世」と思い込む人が多いのですが、実際は一つ前の人生ではなく、今世に対応する過去世の因縁です。たいていは魂が補いたいと思っている失敗した過去の傷であり、今世でリベンジすべきテーマと言えます。詳しくは後述します。このように見てくればお分かりの通り、惑星は全て地上の肉体人生にまつわる運命ストーリーを表します。惑星は目に見えるものですが、目に見えるということは「自分自身」ではないということ。つまり物質世界を象徴していることになります。地上に生きていると、目に見える肉体を自分自身と錯覚やすいものです。そのため容姿にこだわったり、肉体を飾るための地位や金銭にこだわったりしがちです。でも肉体は今世限りのものと心得るべきです。その肉体に乗る魂こそが「自分自身」であると知り、魂に焦点を当てたとき、大きな視点で生きられるようになるのでしょう。(とは言え、地上で生きている限りは肉体アバターに与えられた物質テーマを必死でこなさなければなりませんが)吉野圭 著 https://astrology.kslabo.work/※このページに書いたことは筆者独自の推測です。著作権法の要件を満たさない転載・転用を禁じます。また、西洋占星術の教室などで教えているポピュラーな説とは異なりますので注意してください。