12星座の基本解釈【魚座】

最もオーソドックスな星座解釈をご紹介しています。

ページ下に「アセンダントの場合」「太陽の場合」ごとに見え方の違いを書きましたので、参考にしてください。

正しく性格鑑定する場合は度数ごとに分析する必要があります。


魚座の分類

水・女性宮・柔軟宮


魚座は水のエレメント(元素)に分類される星座です。

水のエレメントは情緒的で受動的です。優しくて同情心に富みますが、水と同じく不安定な性質を持ちます。他者の影響を受けやすくもあります。


魚座の性格

十二番目の星座である魚座のキーワードは、「死と再生」です。


魚座は最後の星座ですから、最初の牡羊座の「誕生」と対照的に「死」のイメージが与えられます。しかしその「死」とは次の「誕生」のための準備です。魚座は次に生まれる時を待ち眠りについている状態を象徴します。

死の世界、眠りの世界では一生のイメージが浮かんで通り過ぎます。全てのイメージを深く感じ取ることが出来るのですが、現実とは違って行動して変えて行くことは出来ません。眠りの世界でのイメージは受け取ること、感じることこそに意味があるのです。そうして重要なイメージだけを選択し記憶として携え、次の生へ向かいます。


魚座は感受性の塊のような星座です。

あらゆる人や物事に同調し、その対象になったかのように深く感じ取ることが出来ます。

魚座が同情心に富み、他人の苦悩に涙まで流すのは決して偽善ではなくて本心から自分自身のこととして感じているためです。

自己犠牲精神が強いのも、魚座に他人の苦悩を自分の痛みとして感じる能力があるからでしょう。周囲から見れば理解不能なボランティアなのですが、魚座にとっては自分のことと同じですから「何とかしなければならない」と必死に走り回るわけです。

このため自己犠牲が少々行き過ぎることがよくあります。体を壊してまでボランティア活動に走り回ったり、などです。


もともと死の世界に他者と自己との境界はありません。

それで魚座は他人を自分自身と混同してしまい、特に恋愛において“相手と自分の二人だけ”の世界に閉じ籠もってしまう傾向があります。

また人間関係とは、個と個の関係で初めて成り立つものです。

魚座は個が停止している状態ですから、同情心があり共感能力があるように見えるわりに人間関係は苦手です。常にボランティアのように一方的な関係になってしまい、相互の対等な繋がりを持つことは難しいのではないかと思います。

しかし魚座はその感受性の強さで多くの人の痛みや喜びを感じ取り、豊かな人生を送ると言えます。

他者の影響を受けやすいため悪い人間に引きずられないようにだけ注意してください。それから、あまりにも悲しみに同調し過ぎると鬱気分になります。

膨大に流れ込む人々の感情のなかから善きものを選び取ってください。


魚座の一般的なイメージ

上記も踏まえ、世間で語られている魚座の一般的なイメージを分かりやすくまとめてみました。


・メランコリックな芸術家タイプ

・優しい

・涙もろい

・いつも人助けしている

・芸術的感性がある

・臆病で慎重

・自己犠牲が過ぎる

・感情に左右される

・周囲の影響を受けやすい

・他人に利用されがち

・重大問題には対処出来ない

・優れたボランティア精神で人々を支え得る


アセンダントの場合

アセンダント星座(上昇宮)の場合、このステレオタイプな解釈のイメージで見るのが正解です。よく観察すれば、何をするときにもその行動のバックグラウンドに魚座の個性を透かし見ることができるはずです。

無意識の癖であるため本人は自覚していないことがよくありますし、自覚している場合でも努力して隠していることがあります。特に社会人の場合は、職場で別の顔を持つことがほとんどです。

しかしプライベートな場など、ふと気を抜いた瞬間にこのアセンダント星座らしさが垣間見えるでしょう。

アセンダント星座はよく「第一印象」と言われますが、感性の鋭い人は初対面のコンマ数秒で本質を見抜いているものと思われます。その後印象が変わっても、付き合いが深くなりプライベートで会うようになると、「第一印象が正しかった」と知って驚くことはよくあります。


実際のアセンダント魚座生まれ

ウェットな雰囲気が魅力的で、優しくしたいという感情を掻き立てます。感情知能指数が高いため誰にも好感を持たれます。

ただ本人は人付き合いに翻弄され精神的に混乱をきたしていることがあります。ストレスが限界を超えると突発的に今までの生活をやめようとします。周りはおかしくなったと思うでしょうが、本人なりの新たな道に歩き出したのなら止めずに見守ってください。


太陽の場合

太陽星座は行動として表れます。

太陽は自分自身ではなく、今世で「模範とする星座」のイメージです。今世でこの星座のように振る舞おう、という決意をもって生まれてきています。

たとえるなら学校や職場で与えられる「こう生きなければならない」という行動指標のようなものです。アセンダント星座と太陽星座が同じ人は本質のまま生きられますが、アセンダントから太陽が離れている人は苦労するでしょう。


太陽が魚座にある人は、繊細で豊かな感性を養うことを課題として生まれています。共感力を伸ばして、何事も奉仕精神で取り組むことで人生目標が達成されます。この太陽がうまく発揮されると心優しい言動により多くの人を癒し、共感を得ることができます。芸術の道で成功することも可能です。

うまく発揮されない場合、他人への奉仕を嫌がり利己的になるでしょう。無理をしない程度に自己犠牲の心を養う必要があります。

逆に魚座の身に付け方を間違うと過剰にメランコリックになることがあります。精神が混乱し、惰弱となってしまう人もいます。魚座らしさの演技が上滑りしてしまうようなら、本来の自分を少し表に出してください。無理は禁物です。


月の場合

月は慣れた振る舞いです。月が魚座にある人は、前世で奉仕的に生きたのでしょう。

月は幼少期の行動パターンであり、自覚することの出来る内面ですから、「月星座こそが自分の根本個性だ」と勘違いすることがあります。また、月星座らしく生きることを「正しいこと」と信じている人も多いはずです。

しかし月は永く変わらない個性ではないので、この個性にしがみつく必要はありません。いずれ変わるものだと思ってください。


月星座に表れる性格は、宿曜占星術のほうが詳細で的確です。星座とあわせてご自分の宿を読んでみてください。

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吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。