【危宿】最先端の流行芸術家

きしゅく/和名:うみやめ

前世の人物像「最先端の流行芸術家」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは優れた感性と行動力で時代の先端を生きたでしょう。

芸術家や発明家だった可能性が高いと思います。斬新な画法を生み出した画家、独特の設計で人気となった建築家、新しいデザインを次々と生み出していった服飾デザイナーなど。あるいは医薬品など専門分野の発明をした可能性もあります。

どのような分野であっても優れた感性で時代が必要とするものを読み取り、世に提供していった人であったと思います。


前世で生まれた家庭は貧しかったかもしれませんが、デビューするとまたたくまに人気が出ました。それはあなたの生み出す芸術品や発明品がどれもユニークで新しいセンスに溢れていたからです。

あなたの作品は引っ張りだことなり、あなたのもとには大金が舞い込むようになりました。

きらびやかな社交界に呼ばれるようになったあなた自身も、その個性が人気となり多くの友人を得ることが出来ました。地位の高い人々とも交流するようになって、あなたの生活は一変します。

食べ物に不自由せず、思う存分に着飾ることの出来る光輝く毎日。

それはまさに貧しかったかつてのあなたが憧れ夢見たものでした。

夢の世界にあなたは酔いしれ、満たされていきました。


気付けば酒に溺れる日々を送っていました。毎晩のようにパーティを開き大勢の友人たちと飲み明かしているうちに自堕落な生活に堕ちていたのです。

作品も生み出していたのですが、次々と新しい手法に手を出したために人々がついて来られず次第に売れなくなりました。

金がなくなれば友人たちはあっさり離れていきました。

広く浅くの付き合いしか持たなかったため、誰一人として親友と呼べる者がなく孤独を癒す手段もない。寂しくてさらに酒に溺れるの悪循環を繰り返します。


晩年は孤独だっただろうと思います。

ただ時代の先を歩いたあなたの感性は確かに、輝いていたのです。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。

これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)

このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。


~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~


危宿の子は発想の展開が速く、次々と新しい思いつきを口にします。

その「思いつき」をうまく言葉で説明出来ないために、なかなか周りはこの子のことを理解出来ないこともよくあります。

ファッション、絵画、音楽、文学など、芸術関係でのセンスは抜群に光っています。

研究の分野に才能を持つ人もいます。理科の実験が得意で「博士」と呼ばれたり、夏休みの自由研究で大人顔負けの工作を提出し「発明家」というあだ名を付けられたりする人もいるでしょう。

明らかに芸術・発明で才能があるので、早めにデビューしてしまえば成功すると思います。

ところが飽きっぽいために、早く職種を確定しておかないと次から次へと新しいものに手を出していきがちです。

こうなってしまうと、「いつ見ても目指しているものが違う」という状態になり何一つきちんと出来ない人になります。信頼も失いがちになるでしょう。


思いつきで目標を変えるのは良いのですが、単なるチャレンジ精神で目標設定されては周りがたまりません。

周りの人が目指している目標に飛びついてしまう癖には注意を要します。さらに中途半端にやった状態で、「自分は究めた」「自分のほうが上」という態度を取りがちなのは問題です。このような軽い行動と思い込みは、特に社会人となってからは仕事上の事故につながり危険ですので自戒しなければなりません。

気が短く、“誰彼構わず”で親友にも喧嘩を仕掛けることがあります。ただ喧嘩を売っても自分自身はすぐ忘れます。怒った直後に機嫌が直るサッパリした性格はこの宿の長所と言えます。しかし一方的に喧嘩を売られた相手の機嫌はそう簡単には直らないでしょう。

自分が失敗した時にも喧嘩っぱやい、負けず嫌いな性格がつい出てしまうようです。上司に叱られているのに逆切れして「自分は悪くない、相手が悪い」という幼稚な態度を取ってしまうと問題を広げ相手との関係の修復が難しくなります。


危宿の人は長く付き合う友人がいないとされています。

誰彼構わず喧嘩を売り、怒られても反省しないことを繰り返していると気付けば悪友しか残っていなかったということにもなりかねません。知恵がよく回ることも“悪知恵”に変わることがあります。悪友と悪さを考えることだけで繋がりがちです。

酒や薬物に溺れる象徴(安易なほうに流れがちということ)もありますので注意が必要です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。

今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。

来世を選ぶのは今世のあなた自身です。


危宿の人にぜひ覚えていただきたいのは、

「生兵法(なまびょうほう)は怪我のもと」

という言葉です。

芸術であれば新しいことを次々と生み出していくほうが人気となり成功するでしょう。

しかし世の中には、じっくりと知識を蓄えたうえでなければ手出ししてはいけない仕事があります。たとえば兵法でしたら、生半可な知識で思いつきの作戦を立ててしまえば大敗につながります。


何でも素早くこなしてしまう能力にこそ気を付けてください。

すぐに「自分は優秀なんだ、自分は出来る」と思い込んでしまうことこそ命取りとなります。

優位だと思うならまず根拠を持つこと。客観的に自分の能力を判断する目を養うべきです。

また何にしても、志なければ手を出してはいけません。

“志”とは、何のためにそれをやるのかという理由。正しい意義。他人に挑戦するのではなく、他人を助けるために目標を持つよう心がけていただきたいです。

「生兵法」とは単に知識が浅いというだけではなく、「志という芯のない状態」のことも言います。

志のない人はどれほど膨大な知識があっても、使い道が分からないために間違うのです。

志を持ち、優れた感性を良いことに使って新しい人生を輝かせてください。


原典引用

『此の宿に生まれし人、酒を嗜み陰に耽り、辛苦に耐ゆ。心胆硬く、人と交わりを結ぶに久しく長く終始を存せず。嗔み多く、能く事を処分す。婦人は再縁を為す者あり。然し家連繁昌の性、其の家を忘れざる生にて故を恵む事深し。薬性医方を解す。家連繁盛するも散在火難を慎むべし。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用


ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


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吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。