【斗宿】不屈のカリスマヒーロー

としゅく/和名:ひつぎ

前世の人物像「不屈のカリスマヒーロー」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは夢を追って強敵と戦い続けた人だったでしょう。

“敵と戦う”と言っても国家など上から抑え付ける相手と戦ったわけではありません。スタート時においてほぼ対等なライバル関係にあった者たちとのバトル・ロワイヤルです。

政治家ならば壮絶な権力闘争をしたでしょうし、学者なら論文の優位性で争ったでしょう。女性なら美しさで競ったかもしれない。スポーツ選手なら最も分かりやすく、一位を目指してライバルと鎬(しのぎ)を削ったはずです。


仮に戦乱時代に生まれていたとするなら、あなたは大衆を惹きつけた英雄だった可能性もあります。

自分で大衆の上に立ち率いていったのではなく、大衆のほうから押し上げられていつの間にか英雄に祭り上げられていたという人です。まさにカリスマ、時代のスーパーアイドルです。

何故、英雄に祭り上げられたかと言うと、あなたが強い敵に臆することなく刃向っていったからでした。誰も敵う者がないと諦めていた強敵にあなた一人が戦い続けることを宣言した。このため大衆が熱狂し、あなたを崇めて応援したのです。


カリスマとなり、あなたを慕う者の人数が増えれば増えるほどあなた自身は苦悩しました。

何故なら頂点を目指して飛びたいだけの矢にとって、“人気”は余計な重荷となるからです。

あなた個人の人生も充実していたとは言えません。もしかしたら妻か子を失った可能性もあります。

ですがあなたを慕う者たちの親愛は強固でした。

最期まであなたは裏切りを経験することなく、人に囲まれて人生を終えたでしょう。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。

これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)

このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。


~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~


斗宿の子はニコニコ穏やかに笑う優しそうな子です。

のんびりと構えて人畜無害の印象なので、「いい人」と思われることがほとんどで、たいてい甘く見られバカにされます。一見地味な印象のこともあり重要視されません。

ところが内面は非常にタフで強情。そして強烈な闘争心を秘めています。闘争心の強さでは27宿中一位と言われます。その内面が表に表れないのは、相手に合わせる器用さがあり本心をあまり言わないからです。(このため「タヌキ」「腹黒」などと呼ばれることも多いでしょう)

本能的に戦いを好みます。常に何かしら目標を設定し頂点を目指していて、同じ方向を目指すライバルと競い合うことが大好きなのです。敵が強ければ強いほど燃えます。ライバルの出現を歓迎している気もします。

脅威の負けず嫌いで、実際、負けません。何度やられても立ち上がりリベンジします。


あなたが戦いを好むのはどうやら、自分磨きが好きだからのようです。もし敵がいなかったら自分自身を“敵”と見立て、昨日の自分に勝つため鍛錬します。

従って、他人を意識しているかに見える挑戦も実は全て「自分軸」。あくまでも競争を通して自分が強くなることのみを考えているので、他人は意識に入っていない(敵は強ければいい)のです。

ということはつまり、「勝てば手段は何でもいい」と考える人とは真逆だということです。勝利そのものは目的ではなく、戦いの内容が焦点なのです。

他人軸の戦いを好む人によく見られるように、敵の評価を落として自分の評価を相対的に上げるという汚い真似はしません。汚い戦い方は大嫌い。嘘をついたりなど策を弄することも苦手です。

そのアスリートのような爽やかなチャレンジ精神と、内面の高潔さに惹かれる人も多いと思います。


さらにそれだけではない不思議な魅力がこの人にはあり、磁石のように人を惹きつけます。

異性にはもちろん同性にも激しく好かれます。典型的な“人たらし”タイプです。

クラスの人気者だったことがあるのではないでしょうか。実際、芸能人としてデビューするとカリスマとなり一時代を築く人が斗宿には多くいます。

でも本人は人気者となることを喜んでいないフシがあります。地味な印象の人がいるのは祭り上げられることを恐れているからかもしれません。

目立つ行動を自分でしておきながら、人気者となることを恐れ地味に振る舞おうとするなど矛盾した態度をとります。


「若い頃は不遇で苦労を重ねることが多い」と宿の象徴にあります。これも精神鍛錬のために魂が求めるものでしょうが、腐って自堕落に落ちると一生不遇のまま終わってしまいます。

また、“人気者”ゆえの苦悩もつきまといます。特に異性との交際には注意したほうが良いでしょう。

子孫運にも恵まれないと言われます。結婚後の家庭は大切にしてください。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。

今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。

来世を選ぶのは今世のあなた自身です。


斗宿の人は若い頃の不遇を乗り越えれば、中年期以降に一気に運が開け大成する運を持っているようです。

しかし、その運も人が切り拓くのだと思います。

恐れず人気を受け入れてください。

大丈夫です、あなたを重荷から守る友が今も周りにいるはずです。

少なくともあなたは孤独からは救われ、守られていることと思います。


精神的に疲れることがあれば高尚な趣味を持ってください。

斗宿は哲学や神秘的な思想に縁があります。

広い宇宙に想いを馳せれば癒されるのではないでしょうか。

磨かれ、鍛え上げられた宝剣のような輝きを放つ人です。

どうかその輝きを失わないよう願います。

そして周りの人には感謝をしてみてください。人への感謝を忘れて道具のように扱ったり、邪険にしたりするとせっかくの福運も逃げてしまいます。


原典引用

『此の宿に生まれし人、鞍馬を愛し、山林を遊歴し、祈祷祭祀を愛す。賢良と結び交わりて、技能を多くし銭財を足す。衆人を恐れず、相手剛なれば尚倍して強なり。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用


ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


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吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。