【軫宿】参謀学校の講師

しんしゅく/和名:みつうち、みつかけ

前世の人物像「参謀学校の講師」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは裏方役を勤めた人でした。

いわゆる参謀だった可能性が高いです。実際に戦争の作戦を立てる仕事をしていたか、政治の裏方を担っていたか。女性でしたら優秀な妻として夫を操り高い地位に押し上げたでしょう。

参謀の星として有名なのは他に【壁宿】がありますが、壁宿が相談役という立場で個人・集団をマルチに支えるのに対して、軫宿は全般的な社会・事象を裏から操ろうとします。時に自分の利益のため他者を裏から操ることもあります。

「参謀」という用語で世間の人々が思い浮かべるイメージに近いのはこちらかもしれません。

典型的な職業人としての参謀と言えるでしょう。


見事なまでに職業で培った性格を身に付けた人、と思います。

仕事に集中して深く入り込み周りの音を一切耳に入れない姿が目に浮かびます。職人気質なのです。

出世は始め望んでいたかもしれませんが、仕事に夢中になるあまり関心を失ったでしょう。

参謀という職人の世界に留まり、上の地位に就くことはありませんでした。本人も現場を離れることを望んではいなかったはずです。


物欲はなく、出世も望まず、周りを操り押し上げながらも自身は質素に生きています。

現役を退いてからは、参謀学校で講師をするなどして後進の指導・育成に勤めたことでしょう。

またはその道の研究に没頭したかもしれません。

壮大な社会の未来を思い描きながら、最後まで一参謀・一研究者として生きました。潔い人生です。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。

これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)

このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。


~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~


軫宿の子は慎重で、物事を深く考えようとします。

多くの場合は独りで何事か考え込んでいる様子に見えます。とうてい実行することが不可能な理想を思い描いていることもあります。

あまりにも喋らないと内向的に見られます。実は内向的なわけでも、人が嫌いなわけでもなく、人と会話する時間がないと思っているだけなのでしょうが。

人と会話しないのは作戦家に共通した職業病とも言えるものです。頭の中で考えを巡らせることに大変な時間と労力を使っているため、他人と会話している時間などないと思ってしまうのです。出来るだけ他人との会話をショートカットして、自己の思考に時間を費やしたいのです。またそうしなければとてもこなせる仕事ではなかったわけです。

ところが現代では喋らないことが「悪事」に匹敵する問題として扱われることが多く、コミュニケーションを大切にしない性格の悪い奴、との誹りを受けることがあります。「何を考えているのか分からない」と言われ無用な誤解を受けることもありますので、注意したいものです。


根が職人ですから、主人(現代では所属する組織のこと)を変えても能力を発揮出来ます。原典にある「州郡に遊歴す」とはその意味だと思います。長く一人の主人に仕えるより職能を活かして主人を変えたほうが本人も気楽でしょう。

専門家として派遣会社に登録するのも決して悪くないと思います。技術を活かして他社に出向するような仕事には向いています。プログラマー、システムエンジニアは特に適職と思われます。他の分野でも、専門技術を身に付けておけば後々生きやすいはずです。

冷静な一方で精神的なものを愛し、神秘的な直観力に優れるとの象徴もあります。

これは情報を集め精査するうちに答えがインスピレーションのように閃くものでしょう。

インスピレーションを神の啓示と考えて過剰に神仏へ傾倒する人もいます。神に祈るのも悪くないですが、直観力とは分析・努力の結果として得られるものだということを忘れないでください。

「天命を待つ」のは、「人事を尽くして」からでなければなりません。


物欲がなく出世欲がないことは、さっぱりした性格を生む場合もあります。

身の回りのことにもあまり気を遣えず、お洒落への関心も薄いかもしれません。重症になると服装に関心を払わず外出してしまい、社会生活上困る場面もあるでしょう。

また壮大な計画を夢見ていることは良いのですが、あまりに壮大過ぎて実行する機会がなく考えているうちに人生が終わってしまうこともあり得ます。

リスクを挙げ連ねる癖も作戦家の職業病として致し方ないものではあります。でも、やり過ぎるとマイナス思考が進んで病気になってしまいます。

恋愛においても、その覚めた観察眼のためになかなかチャンスをつかめないこともあります。婚期を逃すと一生独身ということになりますので、恋愛では少しくらいのリスクは許容しておいたほうが賢明です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。

今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。

来世を選ぶのは今世のあなた自身です。


軫宿の人は自分が前世の職業病に侵されていることを自覚しましょう。

大丈夫、戦闘状態でなければ休んでも良いのです。

思考をオフする日を作ってみませんか。(と言っても難しいのは承知ですが。何事も訓練です)

それから極力、思っていることを口に出していきましょう。いきなりコミュニケーションの達人になれという要求は、それこそ不可能かと思います。なのでまずは、「自分の想いを語る」ことから始めるとやりやすいです。

言葉足らずで失敗した経験はあるかと思います。頭の中の計画は表に出していきましょう。

そして、計画を小さなことから実行する練習をしていきましょう。遠い目標を実現するには小さな実行の積み重ねが必要です。

時間がかかってもあなたの壮大な夢は実現する力を持っています。

気長に、あきらめないで実行・表現していくことです。


原典引用

『此の宿に生まれし人、物事を成すに風の如く疾く、諸宝物業を有す。州郡に遊歴す。稟性は嫉妬、性は裏なり。病い少なし、能く功徳を立て、喜捨し車乗を愛す。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用


注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


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吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。