【星宿】反骨のアウトロー

せいしゅく/和名:ほとほり

前世の人物像「反骨のアウトロー」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは「一匹狼」という言葉のイメージ通りの人生を生きたでしょう。

体制への反発心を抱き、場合によっては集団を抜け出して流浪しています。日本で言えば“脱藩”した浪人、外国ならアウトロー(社会集団から離れ法律の保護を失った人々)と呼ばれる生き方です。


群れることを嫌ったため、体制へ戦いを挑んだと言ってもいわゆる「革命軍」を組成して戦うことなどはしませんでした。

強靭な精神をもって、たった一人で戦い続けた人です。当然ながら表舞台で生きることは不可能でした。文章を扱う人なら隠れてペンで戦い続けることも出来たでしょう。しかし多くの場合は社会を追い出され、居場所を失い放浪するしかなく、場合によっては任侠の世界へ身を寄せて生きたかもしれません。


ただ、どこまで追われても決して屈することがなかったあなたは、晩年にはひとかどの人物として成功し財を成しています。

困難に磨かれて、“何者をも恐れない”という風格を持つようになったため徒弟から尊敬されつつ恐れられていました。近寄りがたいと思われていたし、また実際に下手に近付いたら殺されるということもあったかもしれません。

友らしい友もなく、家族を慈しむような安息の日々もなかった人生ですが、「我が道を生きた」あなたは自分の生き方に誇りを抱いていたのではないでしょうか。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。

これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)

このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。


~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~


星宿の子は落ち着きがありますので一見大人しそうですが、内面は激しく強情です。

特に親や教師、先輩など上からの説教に耳を貸そうとしません。

“上から物を言われる”とカッと熱くなるところがあり、なおさら反発して意地でも自分の思うことを貫こうとします。

全体に「上に厳しい」人と言えます。

子供の頃なら単なる我がまま、反抗期で済むのですが、成人してからもこの傾向を持ったままだと社会生活上で困ることが多々出てくると思われます。就職しても先輩の言うことが聞けず喧嘩したり、上司に楯突いて辞めてしまったりなどです。この癖がずっと治らないと職を転々として生き方が定まらないという人生となります。

親と仲たがいして家を飛び出し、長年帰らなくなってしまう人もいるようです。


当然ながら会社勤めや公務員には向かないでしょう。

「我が道を行く」という性格を生かせば異端の道で成功する可能性もあります。

ただしそれは「マイペースにオリジナルの感性で発明する」というのとは少し違い、反発する対象あって初めて発揮されるような才能です。主流を批判していくような立場ではうまくいくかと思います。

組織に属することには向きませんが、かと言って人から完全に離れることはお奨め出来ません。他人との交流があって初めて成功に向かう宿です。

「他人に労すれば繁盛し」ということで、他人のために動けば成功します。

一度好きになった相手にはとことん忠義を尽くすといった面もあります。

たとえば気に入った相手(なるべく年下のほうが良いです)の元で、ナンバーツーの実力者として居座るなどの生き方が運を開くでしょう。


あまりにも長く生き方が定まらなかったり、批判が過ぎて社会と軋轢を生じるようなら少し生き方を見直すことも必要です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。

今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。

来世を選ぶのは今世のあなた自身です。


星宿の人は自分より上位の人に対する理解を持つようにすると良いでしょう。

まず「命令された」「上から物を言われた」ということ自体に反発を持つことは抑え、落ち着いてその言葉の内容に耳を傾けてください。

親や先輩や上司が、自分のためを思って厳しくアドバイスすることもあるのだと知った時、上位の者に対する嫌悪感も消えるのでは。

自分も上位になれば自然と分かることですが、親も上司も同じ人間です。子供や部下を教育するために悩み苦心しているのです。そのことを理解し、説教に耳を傾ける癖を持ってみてください。

特に育ててくれた親には感謝をお忘れなく。親孝行したい時に親はなし、では寂しいものです。


あなたの反骨精神は社会に必要です。

その時はぜひ、一匹狼として戦うのではなく友も信頼してください。

正しい志は“有隣”です。

あなたと同じ気持ちを抱いている人、距離は遠くとも心は近い「同志」が必ず存在するはずです。

強いあなたにとって仲間は必要ではないかもしれませんが、他の人たちはあなたほど強くないので抑圧に抵抗出来ずにいるのです。そんな時、あなたが声を出せばついて来る人は多いでしょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、資産多く、名聞善知識あり、また悪しき知識も多く、悪にも強し。一生、神を祭るを好む。他人に労すれば繁盛し、独立せば安寧なるも貧し。他家へ縁組みする星なり。言葉に慎むべし。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用


注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


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吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。