【参宿】勇猛果敢な将軍

さんしゅく/和名:からすき

前世の人物像「勇猛果敢な将軍」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは激しく熱い人生を生きました。

勇猛果敢に兵を率いた将軍、革命軍の旗頭、ビジネスにまい進した実業家など。いついかなる時代に生まれようとも、熱い情熱に突き動かされるようにして目標の実現に向かい真っ直ぐ突き進んだ人であることは間違いないでしょう。


革命に関わり得る宿は他に【亢宿】・【胃宿】などがあります。それらの宿が革命や反乱を起こす張本人であるのに対し、【参宿】はその革命家のもとで現実的にリーダーシップをとり実行していった人と思われます。

計画を夢物語で終わらせず現実化しようと努力した人だったわけです。

これと定めた目標には迷いを見せず突き進みました。その姿は力強く、時に激しくて周りを押しのけてでも目標を達成するといった様子だったので、人々から尊敬されつつ恐れられていたでしょう。

目標にこだわるあまり手段を選ばず、もしかしたら残忍な方法を採ったこともあるかもしれません。


「慎重」という言葉は前世のあなたの辞書にはありませんでした。何故なら混乱の時代であったし、あなた自身に考えている余裕がなかったからです。慎重に考えて立ち止まっていたらせっかくの勝利の機会を失い、志を果たすことが出来ないのではないかと常に恐れていました。

慎重に考える傾向のある上司には特に苛々して、「臆病者!」と諌めたこともあるでしょう。

冷静に状況を判断することをせず、考えるより先に起こした行動は「無謀」とも言え、危機に陥る場面も多々ありました。

最悪のケースで言えば戦闘において正面攻撃に出て全滅に近い敗れ方をしたり、無計画な反乱を起こして処罰された可能性もあります。


ただ他人から何を言われようとも自身の信念を貫き通して生きたあなたは、自分の生き方に最期まで誇りを抱いていたことでしょう。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。

これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)

このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。


~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~


子供時代のあなたの個性はシンプルです。

細かいことにこだわらない陽性の性格で、何事においても単純明快。

短気で、友達にすぐ喧嘩を吹っかけるのですが、次の日にはけろっとして忘れている。このさっぱりした性格に加えてリーダーシップもあるので、友達に好かれてクラスの中心的存在になる要素は充分にありました。

ただ少し成長すると強情で無理を押し通す性格が周囲と摩擦を起こすようになります。強気過ぎるところは「傲慢」「独善的」と見られることもあるかもしれません。

また目標を定めて真っ直ぐに突き進む性格が、正義のほうへ向けば良いけれど間違った方向に進んでしまうと修正がきかないので落とし穴にはまることがあります。


自信過剰なところがありますから職選びには慎重になってください。

商売で利益を追求し過ぎると大失敗する恐れがあるとのことです。

悪の道に走ってしまうこともあるとされます。充分に自戒なさってください。

会社勤めではストレスが溜まりそうですが、企画を実行する部署など積極性を活かした部門を選べば成功するのではないでしょうか。新規事業の開拓なども向いているように思われます。


創意工夫を活かせば教師、文筆、コンピュータ関連にも向いていると言われています。

見栄っぱりなところは後々ストレスとなります。

気丈な豪傑を装っているけれども、内心は裏腹に繊細でもろい人です。

若い頃は強さを装っていられてもいずれ疲れが出てくるでしょう。

限界がきてストレス発散のため周囲に当たり散らすかもしれません。暴言を吐いて他人を踏みにじろうとすることさえあり得ます。いわゆる悪いタイプの「独裁者」とならないよう注意が必要です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。

今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。

来世を選ぶのは今世のあなた自身です。


参宿の人は自分が間違った方向に進んでいないか、常に検討を要します。

このために今世では

「立ち止まって考える」

ことを少し覚えると良いです。


大丈夫。もうあの時のように混乱の世の中ではないのです。少しくらい考える余裕を持っても成功の機会を失うことはありません。むしろ、

「急いては事をし損じる」

こちらの言葉を処世訓として生きたほうが何事もうまくいくでしょう。


それから強がりで見栄張りなところはやはり直したほうが、自分自身がラクになると思います。

身近な人たちにつらく当たっていないか、暴言を吐いていないか自分の行動を振り返ってみてください。もし周りの人たちを泣かせているのだとしたらそれは悪い傾向です。あなた自身が強がることに疲れている証なのです。


強がる必要はもうないのですよ。強いリーダーを装わなくても人はついてきます。いや反対に、弱いところも正直に見せたほうが、本当の味方を得ることが出来るはずです。強いリーダーについて来る人々など結局は利益に釣られているだけ、そんな人々は本当の味方とは言えず、最後には裏切ると考えるのが正しいと思います。


純真で正直なところはあなたの魅力です。

何よりも、その実行力はこれからも社会で必要とされます。

ぜひ良い方向に目標を定めて進んで行って欲しいです。


原典引用

『此の宿に生まれし人、怒りを嗜み、口舌毒害を好む。心硬く事に臨みて怯まず。悪行を為さんとすれば利益少なし。貴に近づき能く信を守る。性は手早く、才気過ぎて身を破るなり。少し盗心ある者あり。悪心を抱きて銭財を求るを慎むべし。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用


注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


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吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。