【昴宿】人徳ある大富豪

ぼうしゅく/和名:すばる、むつら

前世の人物像「人徳ある大富豪」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世でのあなたは晩年、とても裕福な暮らしをしていたようです。

幼い頃は貧しかったけれども、学問好きで努力を惜しまなかったため協力者の援助を得、成功を遂げたのでしょう。

強力なパトロンを得た芸術家か文学者、実業家だった可能性があります。または引き立てられて下位から出世し、高い官位を得て裕福となった役人など。女性の場合は玉の輿に乗ったでしょう。

いずれにしろ、晩年は大変に豊かで幸せな生活を送っていました。


弁舌が爽やかで懐深く、根が善良なあなたは「人徳者」と呼ばれて人気者でもありました。このため多くの人を惹きつけることとなり、晩年の邸宅はサロンのように若者から年配者までが出入りする場となっていたことでしょう。

亡くなる時も大勢の人々に惜しまれています。


ただあなた自身は、どれほど多くの人に囲まれても孤独を感じていたようです。

人が好きで話をすることも好きなのだが、心の奥深くまでは他人を踏み込ませないところがありました。

このため、人気者でありながら気心の知れた親友をついに持つことが出来ませんでした。

弱みを見せることが苦手だったため、家族にさえ本心を明かすことが出来ずにいた人です。

客が帰って家族も出て行き一人となった部屋でようやく肩の力を抜き、「誰も自分を理解してくれる人はいない」と独り言を口にするのが癖だったかもしれません。

富豪ゆえ、恵まれ過ぎたゆえの孤独という病に侵されていたのです。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。

これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た環境や生き方などの作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通するものがある境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)

このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。


~ここからは前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~


昴宿の子はのびやかな「坊ちゃん」「お嬢さん」という印象です。

いわゆる“鷹揚”な性格です。

「名誉高き吉祥宿」とされるこの宿は、先祖代々から恵まれた環境を付与されることが多いと言われています。

実際に前世の影響から大金持ちの家に生まれたり、両親や兄弟の愛情に恵まれていることも多いでしょう。

気品があり悪事を考えず細かいことを気にしない人柄はまさに「人徳者」と言え、そんなところが魅力で好かれます。しかし本人は「坊ちゃん」「お嬢さん」扱いされることが少々コンプレックスだったりします。

思春期以降、「坊ちゃん」扱いに反発して逆に攻撃的な性格を作り上げ無謀な挑戦に出てしまうことがあります。


器用で何でもこなしますが、実業には向かないようです。礼儀正しいため第一印象で好感は持たれるものの、心から相手に尽くすタイプではないのでそっけなく思われます。頭を下げることも苦手でしょうから商売の道は避けたほうが良いです。名誉職、“雇われ社長”でしたらうまくいきます。

話すことと、身振り手振りで自分を演出することがとてもうまく、演説をやらせたら天下一品です。着る物にもこだわることが出来るため好感度を上げるのは容易です。このため政治家には向くでしょう。裏で操る大物タイプではなく、党の顔となる宣伝役の政治家のほうです。若いうちに政治の道を選べばタレント議員としてテレビ等で活躍出来るかもしれません。

タレントにも当然、向いています。巧みな弁舌を活かして活躍している有名タレントは多くいます。


この宿の最大の難点は、貧乏な人や苦労している人たちに対する理解や共感が決して深いとは言えないことです。

自分では意識していないのに、つい弱者を見下したような表現を口にしてしまい反感を買うことがあります。他人の気持ちに無頓着なため言葉が鋭くなりがちなことにも注意が必要です。

恵まれ過ぎた環境が災いして「プライド高い我がままな坊ちゃん・お嬢様」に成長する場合もあります。

「お高くとまっている」「鼻持ちならない」という言葉を投げられるようにもなり、そうなると他人を寄せ付けません。前世で経験したあの「孤独病」が蘇り、自分の殻に閉じこもって引き籠りがちになります。

結婚すれば子宝には恵まれますが、男性には好色な人が多いとされているためよく自戒し、浮気は謹んでください。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。

今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。

来世を選ぶのは今世のあなた自身です。


より良い来世のために、昴宿の人は今世で

「有り難し」

という言葉を忘れずに生きていくと良いでしょう。


「有り難し」とは、文字通り「有ることが難しい」という意味です。

今のその恵まれた環境は始めから当たり前に有ったものではありません。

現世に限って言えば先祖の方々が苦労して勝ち取ったものです。

また恵まれた環境にあなた自身が生まれたのも、単に運が良かっただけなのではなく、前世やそのまた前々世の自分が一所懸命に努力した成果です。

幸運とは、理由なく落ちてくるものではないのです。

神は努力なき者を愛したりはしません。


このことをお忘れなく。

今世では特に家族など身近な人へ感謝して、「ありがとう」と口にして過ごすべきです。

まずは自分が孤独ではないことを知りましょう。

疲れたら弱音を見せてもいいのです。

そうすれば、本来が善良で努力も嫌いではないあなたのこと、人を愛し愛される人生が開いていきます。

再び晩年は豊かとなって、来世も輝ける人生が約束されることでしょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、名誉高き上宿なり。善を念じて和合し、男女を多くす。学問を勤めて儀容を有す。性は強情にして詞弁巧みなり。高徳宿なれば身上も宜し。匹夫は気性高く人に憎まるも身分相応の果報あり。己れを知る智あるも臆病に近し。親子仲悪き者あり。色事の難を好むべし。日曜に生まる人は貴人となり、火曜に生まるる者学問を勤めば上達すべし。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用



ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


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吉野圭 -Yoshino Kei-

専業の占星術師ではありません。退行催眠で得た前世記憶をもとに、占星術で前世を照合する方法を調べています。詳しくは「このサイトについて」にて。著書は小説『我傍に立つ』『僕が見つけた前世』他 amazon出版中。